2019年4月25日木曜日

最新戦略PR 入門編 本田哲也



読了。PR業界の第一人者である本田さんの書籍。実務家なので、文体が読みやすい。


  • 「空気」とは人々が暗黙のうちに共有する情報の集合である。
  • 「カジュアル世論」形成によって、消費者に「気づき」を与えて、「買う理由」を生み出す。e.g. ハイボール(09)
  • 戦略PRには、以下の要素が必要。おおやけ「公共性」/ばったり「偶然性」/おすみつき「信頼性を生むお墨付き・権威」
  • 戦略PRは、単なるパブリシティではない(Public relations)>戦略PRでは、戦略的なテーマ設定を行う>戦略PRでは、戦略的なチャネル設計を行う

カジュアル世論が消費者に与えるもの
商品の戦略的ポジショニング
新たな「トレンド」への気づき
そのトレンドの中心としての商品
新たな「価値観」への気づき
その価値観のシンボルとしての商品
新たな「問題」への気づき
その問題の解決策としての商品

テーマ設定においては
1) 商品の便益に関連しそうな、世の中の関心事を調べる
2)商品の便益を世の中や消費者の関心に合わせて翻訳する
3) そのふたつを結びつけ、テーマを設定する
4) テーマを「ニュース」にするための材料を用意する
5) テーマを広げるための具体的なPRプランを策定する

実際はこれを行き来したりして、コンセプトを設定する。


2019年4月21日日曜日

皇室ゆかりの逸品厳選47 鮫島敦



面白そうなので、買ってみました。

 



ちなみに、「本田味噌」が大学の友達の実家でビビった(笑)まさか皇室御用達の味噌だったとは....(百貨店とかに卸しているとは聞いてましたが)
本田味噌の他にもお菓子を買ってみたので、届くのが楽しみです!新富町にある塩瀬総本家の饅頭と原宿にあるコロンバンの洋菓子です。

しかし、皇室御用達なのに価格が良心的という老舗の実力を感じました。美味しかったら今後のお土産はこのへんで固めようと思います(笑)

 

2019年1月23日水曜日

Presentation Zen Garr Reynolds



"Presentation Zen: Simple Ideas on Presentation Design and Delivery"

English version

2019年一発目の洋書です。
著者はGarr Reynoldsというです。元Apple社員ですし、TED talkにも出てます。これ昔同僚のインド人に勧められて買っていたものの、放置してました。が、ようやく読みきりました。

書店によくある外資系コンサルのPPT本ではなく、「Communicationとは何か」という高い視座からPresentationに関して包括的に解説してくれます。逆にテクニック的な話はないので、人によってはそういうのは別で補う必要があるのかもしれません。

例えば、Presentationの内容の良し悪しを判断する基準としてAcronymsを用いた「SUCCESs」という概念だったり、内容はちゃんとしてます。

  1. simplicity
  2. unexpectedness
  3. concreteness
  4. credibility
  5. emotions
  6. stories


ガチ要約は長いので今回は省略で。読んでいて、気に入った部分はこちら。
The key is in knowing that it is within you already. Do not rely on technology or other people to make your choices. Most of all, do not let mere habit -  and the habits of others - dictate your decisions on how to prepare, design, and ultimately deliver your presentations. The secret is to increase your awareness so you are able to see the world and all lessons around you. We cannot truly move forward and learn the new if we cling to the old. The essential keys to improvement are simply having an open mind, an open heart, and a willingness to learn,even if we make mistakes in the process. There are many ways to improve and transform yourself. In this chapter, I have mentioned just a few that I hope will be of help to you.

おまけに、"ワビサビ"のカッコイイ説明だけ掲載しておきます。こういう英語を書けるようになりたいものです。

 The ideals of wabi-sabi come from Japan, and the origins are based on keen observations of nature. Wabi means "poverty" or lacking material wealth and all its possessions yet, at the same time, feeling free from dependence on worldly things, including social status. There is an inward feeling of something higher. Sabi means "loneliness" or "solitude", the feeling you might have while walking alone on a deserted beach deep in contemplation. These two concepts come together to give us an appreciation for the grace and beauty of a scene or a work of art while remaining fully aware of its ephemerality and impermanence. 

英語のHPはこちら
https://www.presentationzen.com


日本語版

2019年1月6日日曜日

"getAbstract"という神サービス



実は昨年から登録していたサービスがありました。"getAbstract"という米国の書籍要約サービスです。1999年の創業で、楽天も出資しています。これアプリかオンラインで、世界のビジネス書に無制限にアクセスできます。基本的に「書籍の要点、本文の要約、著者情報、要約者によるレビュー」の構成で高密度で集約されており、気に入ったら洋書を購入するというのもありな気がしています。

もともと英語ができなさすぎて、2年目の時に教えてもらったサービスです。語彙も特別に難しくないので、英語力が平均的な人でも読めます。分野によってわかれているので、仕事で使う分野の知だったり興味ある分野に触れるのは使い方としてありな気がします。



気になる価格はStarterだと年間1万ちょっと。月1,000円という破格の安さ。今年はKindleにも送りたいから、Proにしました。それでも2,500円。(下にスクショを貼りました)




調べてみると、日本だと同じようなサービスが"flier"であるみたいです。

が、余裕でgetAbstract一択なんじゃないでしょうか。これ、登録した人がいたら教えてください!(こういう面白い題材使って議論する会とかしたいです。今年は、本気で知識を染み込ませます)

ビジネスモデルYOU Tim Clark


ビジネスモデルYOUというちょっと変わった本を読み返しました。

この本は要するに、「人生をどうデザインするか?」という問いに対して、様々なアプローチがある中、企業戦略と同様なフレームワークを駆使しながら、個別解を見出すことを手助けしてくれる書籍です。

なぜ、この本を久しぶりに取ったのかというと
  1. 大学四年の最後の春休みに、当時思いつく範囲で5年後ぐらいまでの人生計画をざっくり立てていた
  2. 社会人3年目になると大学生だった頃に見えていた世界と今見えている世界にGapが出てきた
  3. アラサーまであと4年と思うと、ここで軌道修正かける計画を立てた方が良いと思った
という、要は、人生計画の再考を行いました。最近思うのは、細かいKPIの達成はなかなか難しいけれども、大きな人生の方向性というのはなんだかんだ思った方に進むということです。ナポレオン・ヒルがいう「思考は現実化する」意味が少しは体感できてきたのかもしれません。だから、小さくてもいいから「願う」ことが重要なんだと思います。

あとは、ぶっちゃけ「君は何したいの?」って言われた時に、薄い解答しかできない自分に失望したってのもあります(笑)





2018年12月31日月曜日

【2018年】QOL向上委員会が選ぶBest 5

 

2018年に買ったBest5を紹介します。電子機器が多めです。

  1. ソニー ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XB32
  2. エコバックス ECOVACS DEEBOT 901 ロボット掃除
  3. DJI OSMO POCKET mini
  1. iPad 
  2. URBAN ARMOR GEAR iPhone XS
    • 本製品は米国URBAN ARMOR GEAR(UAG)社製のiPhone X用耐衝撃ケースです。UAGは南カリフォルニア沿岸で設立され、現地特有の雄大な自然にインスパイアされたプロダクト開発を行っています。優れた耐衝撃性・洗練されたデザイン・使いやすさを兼ね備えたUAGのプロダクトは、アドベンチャーシーカーの本質をとらえたアドベンチャーシーカーによる、アドベンチャーシーカーのためのプロダクトとして、世界各国で販売されています。



2018年12月30日日曜日

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか ピーター・ティール



2018年の年末にしてようやく、ピーター・ティールの名著を読み終えました(笑)




ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるかはもともとスタンフォード大学の起業家を志望する人のための公開講座でティールが話した内容を再編集した本です。Paypalの起業家であり、Facebook、Linkdin、Youtube、Yalpなど世界的に成功したと言える数多くのスタートアップの投資家でもあります。



これ若い時に読んでおけばよかったと思わせる内容です。が、20代なら今すぐ読みましょう。というか、ピーター・ティールかっこよすぎw
  1. 少しずつ段階的に前進すること⇄小さな違いを追いかけるより大胆に賭けた方がいい
  2. 無駄なく柔軟であること⇄出来の悪い計画でもないよりはいい
  3. ライバルのものを改良すること⇄競争の激しい市場では収益が消失する
  4. 販売ではなくプロダクトに集中すること⇄販売はプロダクトと同じくらい大切だ

そもそも今の世界は「technology」と「globalization」の垂直展開と水平展開で成り立っています。企業価値を「将来生み出すキャッシュフローの総和」と定義すると、成功する企業の特徴は以下の4点に集約すると解説していきます。
  1. プロプライエタリ・テクノロジー
  2. ネットワーク効果
  3. 規模の経済
  4. ブランド


こっからは勝手に心に残った引用部分をコメントとともにメモ。
ルネサンスから啓蒙時代、20世紀半ばにいたるまで、幸運とは自ら引き寄せ、支配し、操るものとされていたー自分ができることを行い、できないことに目を向けるべきではないと考えるのが当たり前だった。ラルフ・ウォルド・エアーマンはその精神(ēthos)を「浅はかな人間は運を信じ、流れを信じる。強い人間は因果関係を信じる」と言った。1912年、人類で史上初めて南極点に到達したロアーム。アムンゼンはこう書き残している「完璧な準備のあるところに勝利は訪れる。人はそれを幸福と呼ぶ。」
この部分はどういうことかというと、人間が「幸運」に関しての思想的見解の変遷を説明し、「すべての価値は相対的である」というポストモダン思考の必要性を説いていると理解しました。
....大学になる頃には多様な経験をあれこれ寄せ集め、まったく先の見えない未来に備えているというわけだ。「何が起きても大丈夫」といいながら具体的な備えはないのだ。
ここは、イデオロギーとしての競争を埋め込まれている米国民(スタンフォードの大学生)に対して、違う考えをしなければいけないことを説いています。"空気を読めない人間は周囲の人と同じことをしようと思わない"点、こそが、学校や社会では評価されないけれども、世界を変える立場にいる場合は評価されるわけです。実はこれを知っていると知らないだと、社会に出てからの「成功」確率が結構違うんじゃないかと肌感覚で感じています。逆を言えば、成功する人間は「空気を読めないこと」を知っていて「敢えて空気を読んであげている」ことができるのかもしれません。

でも人生はポートフォリオじゃない。......スタートアップの創業者であろうと、誰であろうと。.......もっと言えば、等しく可能性のあるキャリアをいくつも同時に進めて、人生を分散させることもできない。..............重要なのは「何をするか」だ。自分の得意なことにあくまでも集中すべきだし、その前に、それが将来価値を持つかどうかを真剣に考えた方がいい。
いやーこれかっこいいですね。金融商品と異なり、我々の人生はそんなリスク分散していたら人生が終わってしまうわけです。要は、 Where to playの話です。
ひとつのもの、ひとつのことが他のすべてに勝る。.......べき乗則を否定して正しい判断を下すことはできないし、いちばん大切なことはたいてい目の前にない。それが隠れていることもある。べき乗則の世界では、自分の行動がその曲線のどこにあるのかを真剣に考えないわけにはいかなくなる。 

これはタイミングの話ですね。個人的な見解だと、「人生努力でどうにかなる」という努力信仰はとっとと棄てたほうが幸せになれます。

例えば、栄養学はみんなにとって大事だ。しかし、ハーバード大学に栄養学の専攻はない。.....低脂肪と大量の穀物中心の食事が推奨されてきたのは、科学の裏付けからではなく、大手食品団体のロビー活動の結果と考えるのが妥当ではないか。...
そうなんです。このヘルスケア・ビューティー・フードにはまだまだ消費者中心の製品になっていない歪みがあります。社会人1年目の時に、精神的にも肉体的にもだいぶ追い詰められて、自分なりに健康に関しての書籍を15冊ぐらい読み込んだ結果、世間に出回るヘルスケア関係のほとんどの情報はクソです。(そして本当に価値ある情報は事実上マスマーケットにまで出回らないという悲しき事実があるのです)それゆえ、この分野で自分が思う最高のサービスを作りたいなぁと思ってます(スケールとかはしなくてよくて、持続可能性のみを追求したCSRちっくな経営が理想です)。

2018年12月27日木曜日

外資系キャリアの出世術 シンシア・シャピロ


絶版になっているけれども、超名著です。
これは某読書リストに入っていました。が、内容が濃すぎるので要約できませんw




とりあえず、昇進したらもう一回読みます(笑)

2018年12月8日土曜日

ブランディング22の法則 アル・ライズ


はい、ブランディング22の法則です。
アル・ライズさんの名著です。必読書ですね。
(マーケティング22の法則を読んでない人は読みましょう)



最近思うのが、こういう基本的な知識がない中でブランディングの意見をあーだこーだ述べてももはや無価値ですね。。。この領域は本当難しい(尤も業務担当者になれる機会がそもそも少ないわけで)し、奥深いです。

ということで、個人的なメモは以下になります。

ブランディング(ブランド構築)のプロセスこそが、広範囲に及ぶマーケティング機能を結合させる接着剤、すなわち、マーケティング・プロセスにおいて最も重要な目的である。

つまり、マーケティングとブランディングの違いは以下になります。
マーケティング=見込み客のマインド(頭の中)にブランドを築き上げること
ブランディング=商品を販売するための効率的な方法

1. The law of contraction (2)
いい結果はビジネスを拡張するよりも収縮させる時に生まれる。小売業のほとんどのカテゴリーキラーは一様に次の五段階のパターンに従っている。
(a) 焦点を絞り込む。強力なブランディング・プログラムは常にカテゴリーを拡張させることではなく、収縮させることから始まる。
(b) 商品を豊富にストックする。
(c) 安く仕入れる。
(d) 安く売る。
(e) 当該カテゴリーを支配する。ブランディング・プログラムの究極の目的は、カテゴリーを支配することである。

2. The law of publicity (3)
今日、ブランドは生まれ出るものであって、作られるものではない。新しいブランドにはメディアでの好意的なパブリシティを生み出す力がなくてはならない(=新しいカテゴリーにおいて一番手brand)。ブランドを構築するのは、広告ではない。広告はブランドを維持するために必要なだけであって、パブリシティによって構築される。

3. The law of the word (5)
ブランドを築きたいと思うなら、見込み客の頭の中に1つの言葉を所有することに努力を集中するべき。焦点を絞ってカテゴリーをOwnすることが全てである。

4. The law of Sub-brands (14)
ブランド=顧客の頭の中に刻まれたアイディア、特徴、典型的顧客像
サブ・ブランディングは当該ブランドをその反対の方向に導く考え方であり、市場を追いかけている、ブランド構築をしていない

5. The law of siblings (15)
新しい兄弟ブランドは新しいカテゴリーを創る場合のみ市場に出すべき。(製品ラインの穴埋め、既存ライバルと張り合うためだけに出すのは間違い)

6. The law of consistency
市場は変化するかもしれないが、ブランドは変えるべきではない。あなたは、ブランドの境界を限定するべきである。

7. The law of change (20)
A) ブランドが弱体であるか、消費者の頭の中に存在しない場合
B) ブランドの価格帯を下げて利益を確保したい場合
C) ブランドの旨みが乏しい市場にあって、いずれは変化が起こりそうな場合


2018年12月2日日曜日

意思決定のための分析の技術 後正武


意思決定のための分析の技術を読みました。分析に関してまとめた本です。たまに、こうやって分析の本を読むと、日ごろの仕事で使用する思考パターンが如何に偏っているかを実感します。MCKの人が書いた書籍なのでMECEに分析を分析しています(笑)

事業会社にいる以上、絵に描いたモチにならにようにするために、個人的に意識していきたい点は「マネジメント・インプリケーションを考えて分ける」点と「総資源の配分」という観点です。

現職だと、あんまり「分ける」ことに意識をしないのですが、売上高ひとつにとってもどう分解するのが一番適切かを訓練しないとダメですわ。日々の業務でそういう頭の使い方をあんまりしていない。

「渋谷駅のアイスクリーム屋の売上高を伸ばすには?」
「ヤマダ電機の売上高を1.2倍にするには?」

やっぱりサラリーマンこそ、こういう思考の基本をおろそかにしてはいけないですね。



いつものようにまとめです。

1) 大きさを考える
- Order of magnitude(大きさの程度)を考える
- 総資源の配分を考える

2) 分けて考える
- MECEに分ける
- 四則演算のうち、足し算、引き算、掛け算をしっかり意識する・切り口の軸を明確に意識する
- マネジメント・インプリケーションを考えて分ける
- 全体を把握して、検討対象を正しく位置づける
- 多元の要素を考える

軸が二つ以上の多元になるとき
a) 一分野を絞り込み、その中で二元の要素を考える
b)二元分析の上に三元目の指標を載せる
c)割り算をする
d)多数の要素をより大きな二軸に集約して考える
e)多元回帰などの数学的処理法を用いる

3) 比較して考える
a)できるだけ同じものを比較すること
b) 異なるものを比較するときは、意味がありかつ比較できる指標を探すこと
c)似たもの同士を比較する場合も、同じ要素と異なる要素を正しく見分け、異なる部分の影響を勘案しつつ合理的な比較を心かける
- 比較のための枠組みを工夫する

4) 時系列で考える大きな流れ・変化を読む
- 変曲点に着目し、兆候を読み取る
5) バラツキを考える
6) プロセスを考える
7) ツリーで考える
8) 不確実・ファンタジーな課題に積極的に取り組む
9) 人間の課題に積極的に取り組む 

2018年11月25日日曜日

ネット広告&スマホSNS広告がよーくわかる本 佐藤和明


読了。さすがに、法律(消費者基本法、民法の消費者契約法、不正競争防止法)のところぐらいしか学ぶことがなかった(笑)





とはいえ、思ったことは
1. ある世界を包括的に把握するのは重要。そして、多くの場合は書籍で学べる。
2. DisruptiveなDigitalはDigitalで学ぶしかない。そして、多くの場合はTechnologyへの理解が鍵となる。
3. その上で細かいHowを学ぶことが大事。Howから入るとタダのノウハウ屋になってしまう。

2018年11月18日日曜日

転職の思考法 北野唯我



最近テレビにも出た、北野さんの処女作です。
転職の思考法 という人材業界ならではの目線で、転職についての考え方を展開してます。



言っていることは真っ当だけど、こんな平易な文章で噛み砕かなくていいのではw



ちなみに、キャリア系は以下の書籍が私の中では王道ルートです。経営学の組織論の中にもキャリア関係を研究している分野があり、そこの知見を借りると、ほとんどのキャリアの悩みは消えます。

1. ハーバードの自分を知る技術 悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ (GSの副会長からHBSで教鞭をとったロバート・スティーブン・カプラン教授の本)
2. 働くひとのためのキャリア・デザイン  (MIT教授エドガー・シャインの弟子である金井教授の本)
3. 自分らしいキャリアのつくり方 (日本国鉄→MCK→ワトソンと人事系のキャリアを歩まれた高橋教授の本)

それでも、もやもやする人は以下の書籍を読みましょう。多くの人が勇気づけられ、世界中で読まれた書籍です。

2018年11月11日日曜日

マーケティングの仕事と年収のリアル 山口義宏



自分の職種の市場構造を理解しようと思い、マーケティングの仕事と年収のリアルを読みました。マーケティングの職種に興味ある人は一度は読んでみるといいかと。文体が難しくないから、3時間もかからず読めます(笑)



内容に関しての感想は、
  • 筆者の経歴的に、事業会社と広告代理店を行き来しているからなのか、広く基本的な情報は網羅されている。
  • 経営ゾーン、スペシャリストゾーン、起業ゾーンのどこを目指すかで、問われるスキルセットも変わってくる点は100%同意する。
  • マーケティングがふわっとしているのは、マーケティング施策に関する情報ばかりが世の中に溢れているからだと納得した。
  • 就活生や一般の人にとってのマーケティグがHow/アイディアの話に思える原因が何かがようやく理解できた。
  • 広告代理店ではなく、事業会社からマーケティングに関わるほうが、包括的に全体像をつかめるようになるのはそうだと思う。

ちなみに、この内容にガチレスをしてみると
  • 経営管理業務を行いながら、マーケティング施策を打てるマーケターなだけで、希少性がある。これは事業会社側を経験しない限りなれない。
  • ブランディングができるマーケターは、超希少種になれる。
  • 広告代理店の勝ちパターンはスペシャリストになること意外なさげ。
  • マーケティングを体系的に学べるキャリアは日本だと転職をしながら構築しないと事実上なさげ。
  • 筆者の経歴と携わっている案件が原因だからか、21世紀の最大のトレンドであるグローバリゼーションとDigitalの観点が欠けている。こっちの世界を目指したい人はやはりそれ相応の知識や経歴を積んでいく必要あり。


2018年11月4日日曜日

リーダーシップの本質 堀紘一


読売新聞→三菱商事→ハーバードMBA→BCG→DIを創業とサラリーマンの鏡である堀さん。リーダーシップの本質 改訂3版を読了しました。




社会人3年目も後半に入ってきて、こういうソフトスキルの重要性を再実感しています。新卒の時はスキルセットと知識がなかったので、そっちばかり磨くことに専念してました。そろそろこういったソフトスキルを見直して、日々意識していかないとダメです。反省。


いつものように要約です。


リーダーの定義
  • 「リーダーの存在=組織の強さ」中間管理職と決定的に異なる理由は、挑戦する、リスクをとる点
  • リーダーに求められていること:(1)社員に方向を示し、組織の方向性を与える(2)構成員の迷いを取り除く(3)下位概念の人に責任を押し付けない
  • リーダーが正しい判断をするためには:知識・方法・先人の経験を学ぶ+密度の濃い実経験をつむことで、判断力と方法論を獲得
  • リーダーの5つの役割/用件:(1)ビジョンを示す(2)戦略を選択し判断する(3)組織体制を確立する(4)人事を行う(5)カルチャーを形成する

リーダーの仕事
  • 5つの仕事:(1)目的設定(2)現在地の認識(3)環境変化の読み(4)戦略の策定(5)実行
  • 真のリーダーシップを発揮するための行動:(1)夢を語る(2)自ら手本を示す(3)チャンスを与える(4)考えさせる(5)人を叱り、誉める(6)明日を語る(7)常に勝つ

リーダーに必要な能力:(1)観察力(2)状況判断力(3)意思決定力(4)行動力(2と3で差がつく)



Hooked: How to Build Habit-Forming Products

This book was written almost 10 years ago. Yet it still prevailed his concepts well implemented into a lot of successful products. Based on ...