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2023年4月8日土曜日

超実践 Google流資料作成術 ワークショップ


これは現代のビジネス環境に合っている内容だった。今の会社は前職と比べると圧倒的にDXが超進んでいて、BI toolからのVisualizationが一瞬でおわる世界で動いている。しかしながら、他の会社はそんな先進的ではないから、Data editing skillだけでもまだまだ需要はある。

超実践 Google流資料作成術 ワークショップ

個人的には、データとメッセージの一貫性からさらに踏み込んで、データを自然に解読させるようにするための工夫が書かれているのが良かった。

2023年3月18日土曜日

夢をかなえる! 使える事業計画書のつくり方


銀行向けに書くべきポイントが書いてあったのはよかった。

事業計画書のつくり方

調達金額、資金用途、返済計画、ビジネスモデルの競争優位性を網羅して会社資料を作成するとのことです。まあ金利がだいぶ上がっちゃったんですけど、今年中に企業融資をしたいなぁと思っています。

2022年12月17日土曜日

ティム・クック-アップルをさらなる高みへと押し上げた天才 Tim Cook: The Genius Who Took Apple to the Next Level (English Edition)


久しぶりに読む伝記シリーズ。Appleの時価総額を世界1位に押し上げたCEO、Tim Cookに関してのインタビューを通じた自叙伝です。


Tim Cookは新卒IBMに入社してそのまま1988年にDuke MBA(夜間クラス)を社費で取得しました。IBMの中でもTop talentだったらしく、夜間の授業だけでなく大学院のMBAプログラムにまで意欲的に学ぶ社員だったらしいですね。ちなみに、IBMを12年勤めて34歳の時に転職していますが、1994年当時でベース$250,000+ボーナス$67,500+RSU100,000株のパッケージをもらってIntelligent Electronicsに転職してます。ざっくり当時の為替レート94円=USD計算でも、2984万円+RSUの待遇です。最近の為替計算140円=USDでいくと4445万円.........世界トップクラスの人材だと事業会社であってもRSU抜きで3000万-5000万円は30代中盤で到達している感じなんですねぇ。確かに2022年だと、36歳でMetaのCFOになったSusan Liとかいますが。それにしても、時価総額の上昇は半端ないです....
  • To get an idea of just how enormous Apple is during Tim Cook’s CEO tenure, consider that the company made $88.3 billion in revenue and $20 billion in profits in Q1 of 2018, as I’m writing this book. By comparison, Facebook, with more than 2.2 billion active users, made just $40.6 billion over all of 2017. Not to mention that in just those three months, Apple made almost as much as its rival Microsoft—once the biggest company in tech—during the entire year of 2017, at $90 billion. (でまあ、この後$1 Trillion companyになるわけですけど)

  • Cook’s management style involves organizing teams with dedicated project managers. These leads spearhead the product vision from beginning to end, determining the financing, staff, and resources to see the project through. Under this management style, teams don't act in silos, but rather collaborate and communicate often. They also are given the time to ensure that the project is completed at its highest level, ensuring that the product is ready.

  • Under Cook’s leadership, Apple has acquired over 100 companies, developed an Oscar-nominated production studio, and expanded its hardware. Additionally, Apple built out its subscription services spanning from iCloud, Apple Podcasts, and Apple Music, which launched in 2011, 2012, and 2015, respectively.In 2018, Apple became the first $1 trillion company by market capitalization. Just two years later, it reached $2 trillion in value.

振り返ると、2018年あたりからDiversityやLGBTQなどのSGDに焦点が当たるようになったのは機関投資家のプレッシャーが大きいわけですが、その一歩前にTim CookがDo the right ting because it is just right、という信念でAppleでDiversity and inclusionを推し進めたのが大きいわけですね。キング牧師やケネディ大統領が尊敬する人物なのも納得できます。
  • His morality is tooted in a Chrien upbringing southern manners, and the teaching of his heroes Martin Luther King Jr. and Robert F. Kennedy.
実際にGeyであることを告白したり、教育分野に投資したり(ROIは見ていないと言いつつも、マーケティングの観点から考えると、中長期的にSoftware engineerを志望する女性を増やす取り組みや中学校のWifi速度を上げてMacでSwiftのプログラミングを学ぶ環境を加速させる取り組みなどは全てAppleのエコシステムに取り入れるTrialプログラムなわけです)、Supply chainの透明性や環境保全への取り組みを公開するなど、傾聴型リーダーシップを通じて時価総額を押し上げたことで、彼が取り組む行動が少なくとも機関投資家には説得力を持つため、結果的に米国の会社に同様な取り組みが広がっていくわけですね。こういう現象は1990年代にGEの時価総額がすごかったためにGE式リーダーの育成方法が賞賛されたり、2000年前半にA.GラフリーがP&Gの時価総額がV字回復したことで360度評価が評価された現象と似ている気がします。


2022年11月26日土曜日

外資系コンサルが実践する 図解作成の基本

 

外部への提案書とかほぼ作成したことないので、パワーポイントのデザイン書をちらほら眺めることにした。意外とこういうテクニックはコンサル会社に入らないと体系的に身につける機会はないので、適宜インプットしていこうと思う。

ピクトグラムを用いながら図解していくのはアリだと思った。

2022年11月6日日曜日

シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント

シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカントなんていう仰々しいタイトルの本を見つけました。


ナヴァル・ラヴァカントって人を調べましたが、マジ半端ないっすねぇ。エンジェルリストにある彼のページをリンクしたので、自分で確めて欲しいのですが、インド系移民として経済的なアメリカンドリームを掴んで、瞑想に入ったパターンですねw

シリコンバレーのスタートアップ界におけるアイコン的存在と言われている。特に、エンジェル投資家とスタートアップ投資家を繋ぎ、起業を多方面から強力に支援するサイトエンジェルリストの共同創業者として知られる。連続起業家として複数のスタートアップを立ち上げ、Twitter, Uber, Udemy, Opensea,Yammerといったエンジェル投資家としても活躍している。


内容も自己啓発書にありがちな誇張した内容ではなくて、エッセンスを抽出した感じです。それもそのはず、Twitterのつぶやきを再編集したような書籍だからです(笑)


内容はまさにと思う点がいっぱいありました(詳しく知りたい人は実際に読んでみてください)。まずは、「権利を得るために全力を傾ける対象を見つける」という内容です。日本社会はそもそも社畜になって頑張って30~35年働いても、引退後の公的年金生活すら脆弱にできています。それが労働階層というものです。彼は貧乏からお金持ちになったインド系移民なので、お金持ちになりたいならば、制度として株式を与える仕組みがある場所へ移動しろっていう主張です。それは、もし本当に社員を「人財」として扱うならば、末端の新人社員だろうがベテラン社員だろうが、「権利の一部」を与えるインセンティブ構造であるべきなのです。じゃないと経済的成功は掴めないから。多くの組織は新人だろうがオーナーシップを持たせて働かせることを要求しますが、「安い給料だけで」経営者視点を持って働く条件を呑むのは一時的にはいいかもしれないが、経済的成功を念頭に置くならば、ほぼ無駄と言うことを指摘しているわけです。これを意識しないと時間だけが消え去り、機会費用を支払っていることにすら気づいてないよねーっていう話です。

もう一つ象徴的なのは、社会的承認の話です。集団になると一定の暗黙知が存在しており、それは業務を遂行するためではなく、社会集団の一員になるために必要な知識や行動や儀式を指します。それに浸ることは大事だけれども、「見返り」は群れを出ないとないよ、っていう話です。

この人生の公式は毎日見返してもいいぐらい。特に、「説明責任・レバレッジ・特殊知識」は普通に生きていると多分知らずに時間が過ぎていくから、強烈に意識していきたい。

あとは、最後は倫理的に良く生きる超越神的な発想を持って、対象を観察すること。


ちなみに、こちらが英語のサイトになります。

2022年5月4日水曜日

THE MODEL(MarkeZine BOOKS) マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス

 

SaaSサービス御用達のThe MODELの書籍を読んだ。なんで、B to CのマーケターがB to Bのマーケターへと転身できないかが深く理解できた。確かにBtoCマーケティングは顧客のinsightを定量定性調査を通じて深掘りするから、BtoBの決済者へのアプローチも同様にできるように思えるが、別世界。職業としての連続性もない気がしている。

営業の責任範囲を分業制にした

  • ターゲットリスト作成
  • 電話・メール
  • アポイント
  • 提案
  • 交渉
  • 受注
これではなく
  • ウェブサイト・セミナー・キャンペーン
  • リード獲得
  • メール
  • 電話
  • クオリファイ
  • 提案
  • 交渉
  • 受注
であり、ほぼリード獲得までがマーケティングの仕事になる。確かに、某社でマーケティングをやっている人だとほぼほぼセミナーを実施している。

そんなSaaSの世界は、営業職も細分化されており、新卒ペーペーや未経験者はAE=account executive から始まり、 EBR=enterprise business representative、通称、エンプラ営業が一つのマイルストーンになっている文化である(らしい)。

ADR=account development representative
BDR=business development representative
SFA=sales force automation 営業支援システム

勤務している会社もどんどんSaaSのサービスを導入しては人員削減を重ねているし、テクノロジーから置いていかれると悲惨な未来が待っている気がしてきた。人生、一生勉強ですねぇ。

2020年10月3日土曜日

ネットビジネス進化論 何が「成功」をもたらすのか 尾原和啓

 

2000年から20年間のネットビジネスを体系化した本になります。尾原和啓さん自身のキャリアがネットの最前線に張っていた方なので、肌感覚と説明が一致します。ただ、最新の情報は取り込めていないです。

  • 基本的な戦略は、「純粋想起」の入り口を抑えることで、Winner takes allといった勝者になれる(to C系のAdはめっちゃ大量に流す理由はこれが背景ですね~)
  • コストとして払っている対価は以下に分類される
    • 情報そのものの価値
    • すぐに情報が手に入る価値
    • 不安なく正しい情報が手に入る価値
  • 機能価値から感情価値に移行が起きている
  • Attention economyでいくのか、Intention economyでいくのかを決めるべき
  • サブスクリプション
    • Unit economicsを考える。LTV(Life time value)>CVC(Customer acquisition cost)になるところまで、広告宣伝費をぶっ込める。
  • 新規事業を成功に導く要因 by ビル・グロス
    • Idea: 28%
    • Team: 32%
    • Business model: 24%
    • Funding: 14%
    • Timing: 42%

最後の「結局、波に乗れるか」は、本当どこかしこでも言われているので、真実なんでしょう。まだビッグウェーブが来ていない私は、今後どうすればいいんでしょうか......(笑)


2019年5月6日月曜日

情報経済の鉄則 ネットワーク型経済を生き抜くための戦略ガイド カール・シャピロ/ハルR・バリアン

情報経済の鉄則というのを1999年とかに見通しており、それに関連する知識をまとめて再編成した本です。著者はGoogleチーフ・エコノミストになったハル・ヴァリアンです(2002年からコンサルタントとしてGoogleに入社)。主に使われている知見は、不完全競争=寡占に関するもの(ゲーム理論、競争政策)、ピグーの価格差別、ネットワーク効果、正のフィードバックなど。数式モデルによる解説はほとんどないので、文系人間でも読めまーす。650pにもわたる重い書籍ですw

 



これで、「ソフトバンクショップの客引きガールがなぜかわいいのか?」や「iPhoneの機種を買う際にキャリア会社を替えるとなぜ安く購入できるのか?」、「Amexのクレジットカードをタイミング良くつくると、30,000円相当のポイントが受けられるのはなぜか?」、「Paypayがなぜ100億円還元キャンペーンを実施できたのか?」みたいな問いにみーんな答えられるようになります。あとは、IT業界への転職意欲が上がります(笑)

1) 情報経済

  • インフォメーション製品の生産には高額の固定費と定額の限界費用がかかる。つまり、インフォメーション製品の価格付けは消費者が認める価値に対応したものでなければならず、生産コストが基準ではない。製品というものは、消費者がその価値を判断するのに経験が必要な場合に「経験製品」となる。インフォメーションはそれが消費されるたびに、経験製品になる。今日のほとんどのメディア制作者はこの経験製品の問題を「ブランドづけ」と「評判」によって克服している。

2) 情報に値段を付ける
  • 支配的企業のモデルでは"最良の"製品を作っているかどうかは別にして、規模の経済のおかげで小さな競合企業に対してコストの面での有利さを十分に生かしている
  • 差別化される製品の市場では同じ「種類」ではるが、他社とは異なるインフォメーションを生産している企業が数多くある。これがもっとも一般的なインフォメーション製品の市場構造だ。
  • よって、市場競争における基本的な戦略は次の二つの戦略を応用することになる。
  • 製品の差別化を図ること
  • コストの主導権を握ること

経済学者のA・C・ピグーが1920年に"第一段階の価格差別化"というダサい名前で提唱したが、要は現在でいうOne-to-One marketingのことを情報産業では当たり前のように価格で行っている。パターンは三つ、a)個別化した価格づけb)バージョン化c)グループ向けの価格づけ。もう一つ、情報産業に顕著な特徴は、ネットワーク効果である。ネットワーク効果が生まれるのは、ユーザーが製品に対して認める価値が、その製品をどれだけ多くの他の人が使用するかによって左右されるという。

  • インフォメーションの政策と販売にどれだけ投資しているのか、分析し理解する
  • 日用品市場で闘わざるを得ないなら、積極果敢に攻める。しかし、欲張らないこと。
  • インフォメーションとその価格の個別化によって製品の個別化を図る。
  • 市場に関するデータの収集と分析に投資する。利用するのは、フォーカスグループ、統計分析、販売プロモーション、そしてその他のマーケティングテクニックだ。
  • 顧客に関するインフォメーションを利用して、その顧客に個別化した製品を個別化した価格で販売する
  • グループ向け販売の収益性を分析する
2) バージョン化
  • インフォメーション製品の特徴を調整して顧客ごとに異なっている価値観を浮き彫りにすること
  • 製品のバージョン化は様々な特色から工夫できる - ディレイ、ユーザーインターフェイス、画像の解像度、操作のスピード、フォーマット、性能、機能、わかりやすさ、複雑さ、そして、サポート
  • オンラインのインフォメーションに付加価値をつけて、ハードコピーとの違いを明確にする
  • 自分の市場を無理なくセグメント化できていれば、インフォメーション製品のラインアップをそれに合わせるように作ること(もし市場を無理なくセグメント化できないなら、バージョンは3種類作ること)
  • ブラウザのコントロール
  • バンドル化には意味がある。ただしそれは購買意欲のさまざまな違いを集約できる場合である
  • 非直線的な価格づけをすると、消費者がsれを自分専用のバンドル作りに応用することもできる=ボリュームディスカウントはその製品の使用機会と売り上げとを同時に増加させることができる
  • プロモーション価格はそれが市場のセグメント化に結びつく場合に意味がある
3) 知的財産権の運用管理

  • デジタルテクノロジーは権利管理に関して二つの課題を生み出している>量産できる生産コストを大幅に下げ、かつ、流通にかかるコストを下げ、スピードを早める
  • 流通コストの低下がサンプルの無料配布のコスト負担を減らし、その製品の宣伝を後押してくれる
  • 契約条件を決定しようとするときは、基本的なトレードオフをよく理解すること。契約条件を緩やかにすれば、消費者が認めてくれる製品の価値は上がるだろうが、販売数量は減少する可能性がある。
4) ロックインを理解する
  • スイッチングコストと売上の比較は一人あたりのベースで行うこと
  • 転換のための総コスト=顧客の負担するコスト+新規の供給者が負担するコスト
  • 現在の顧客からの利益=総スイッチングコスト+品質とコストの優位性
  • スイッチングコストはインフォメーション経済では日常的に発生する。顧客はスイッチングコストをよく理解していないと供給者に思い通りの行動を取らせてしまうことになる。供給者にとって、スイッチングコストは設置ベースを評価するための鍵だ。つまり、顧客をライバル企業から乗り換えさせるための最初のコストを克服できない限り、顧客の設置ベースの確率はおぼつかない。このコストを埋め合わせるためには、顧客のロックインのサイクルを予見しなければならない。
  • 新しい業界が生まれるたびに次々に現れるロックインには典型的なサイクルがある。ロックインのサイクル:ブランド選択ポイント>サンプリングの段階>塹壕の段階>ロックイン
  • ロックインの本質は今日の投資が将来の選択肢を規定してしまう、という点である。この因果関係はテクノロジーごと違ってはいるが、予測は可能である。基本的経済パターンは7種類あり、契約上の権利義務、耐久財とそのアフターマーケット、ブランドに特化したトレーニング、インフォメーションおよびデータベース、特殊な供給者、調査のためのコスト、そして、優待プログラムである。


5) ロックインを管理する
  • ロックインされないうちに脆弱な立場になることを引き換えに、相手の"譲歩"を引き出すために厳しい取引をすること
  • 第二の供給源やオープンシステムのような戦略を追求し、ロックインの程度を最小限にとどめること
  • ベンダーを選択する次の機会を見据えること。そして最初の段階からそのときの交渉の立場を強化するような積み上げをすること
  • プロモーションを通じて、あるいは最初の段階でディスカウントを提供することによる、設置ベース構築のための投資に備えること
  • 影響力のある買い手とスイッチングコストの高い買い手を味方につけること。なぜなら、もっとも利益の上がる顧客だからだ
  • 製品とその価格をうまく設計し、顧客をこちらのテクノロジーに投資するように仕向け、それによってそのスイッチングコストを上昇させる
  • 顧客に保管製品を販売し、設置ベースを利用する権利を得ることによって設置ベースの価値の最大化を図る

6) ネットワークとプラスのフィードバック
  • 産業経済の原動力は「規模の経済」であったが、情報経済は「ネットワークの経済」が基本原理になっている。なお、ネットワーク外部性は「メトカーフの法則」の背景になっている(ネットワークの価値はそのユーザーの数に二条に比例して増加する[n(n-1)])。
  • 手に入る報酬=業界全体の付加価値*(total value added to the industry) X 業界の価値に対するシェア(your share of industry value)
  • プラスのフィードバックが存在すると、一般的なS型(ロジスティック曲線)の成長軌道をとる。
  • 消費者の期待は成長をかそうさせるために必要な絶対多数を獲得する上で非常に重要である
  • 新しい製品とテクノロジーを導入する企業は「性能」対「互換性」のトレードオフを解決しなければならない。進化の戦略には高度の下位互換性も入っているが、性能の向上には限度がある。
  • 新しい製品とテクノロジーを導入する企業は「開放化」対「コントロール」のトレードオフにも直面する

  • ネットワーク市場の基本戦略は、性能追求、コントロールされた移行、開放的な移行、そして非連続性の4種類である。

Control
Openness
互換性
コントロールされた移行
開放的な移行
(=生産能力に依存するケース)
性能
性能追求
(>新テクノロジーによって自分の優位をしっかり確立できるケース)
非連続性(Hard disk>Efficient production, Software>付加価値のあるサービス)


7) 標準化戦争

  • 戦っている標準化戦争のタイプを理解すること。もっとも重要な要因は、戦争を仕掛けている新しいテクノロジーと市場を抑えている製品との間の互換性だ。標準化戦争は三つの形態に分かれる。進化の競合、革命の競合、進化対革命である。
  • 標準化戦争での強さは、七種の中核的な資産を持っているかどうかできまる。中核的な資産とは、a) 設置ベースのコントロール、b)知的財産権、c)革命を起こす力、d)創業者利益、e)製造能力、f) 補完製品分野での影響力、g) ブランド名と名声。
  • 標準化戦争は先制攻撃が有効である。短い設計サイクル、中心的な顧客との早い段階での取引、そして戦略価格が先制攻撃の要素である。






2019年5月5日日曜日

スーパー フリーエージェント スタイル 21世紀型ビジネスの成功条件 与沢翼



元ネオヒルズ族の与沢翼の本が、実家の部屋を整理していたら見つけましたw
2014年にBookoffで買っていたみたいですwパラパラ読み返したら結構面白かった。もちろん秒速で読めます(笑)




読みやすさに重きを置いているので、わかりやすい文章構成になっていますが、他の書籍で言われているPrincipleと一致する部分は数多くあります。彼がビジネスで成功した背景には、やはり理由があるのです。

  • 成長する産業に参入すること
  • 新しくマーケットを創出すること
  • 一部のコアファンクションを極めた後で、横展開すること
  • 時代の最先端の情報を常に把握し続けていたこと

ちなみに、与沢翼は早稲田大学の起業家講座のPitchで2位をとって早稲田インキュベーションセンターで起業しています。超努力家だったらしく、ビジネス関係の書籍をインキュベーションの部屋で昼夜問わず文字通り読み漁っていたとのこと。その時の3位になり、今は2社目を経営している方から聞きました。

今は投資家っぽいことで生業を立てているみたいですが、一時期は、アパレル、情報商材、飲食、マーケティング支援(コンサル)と経営の多角化を行っていたわけです。まさに一代社長のドリームパスを歩んでいたわけですww



2019年5月4日土曜日

桁外れの結果を出す人は、人が見えないところで何をしているか 鳩山玲人



マーケティング分野(ライセンスビジネス)で有名な鳩山さんの著作。


まとめはこちら
  • 徹底したPreparation
  • 「不安定の中で生きていく強さ」を身につける
  • ご縁を広げる行動を努める
  • 相手の経緯を小さな日々の行動の積み重ねの中できちんと伝える努力をする
  • 日々の行動レベルで努力しているかを可視化する
  • 一年の仕事の実績をまとめる
  • 自分から遠い人に意識的に会いに行く
  • 相手の期待値を超えることは、ゲームの流れを自分のほうに引き寄せたり、相手の中にある印象を変えたりする効果がある
印象に残ったのはこの言葉。
  • 自分の限界値は自分の能力の限界を超えることでしか超えることはない

2017年7月17日月曜日

秘録華人財閥―日本を踏み台にした巨龍たち 西原哲也


読了。香港の財閥を綴った書籍。




秘録華人財閥―日本を踏み台にした巨龍たち


長江実業グループの成り立ちは興味深い。プラスチック工場から生花で一発当て、そっから不動産で伸ばすことでコングロマリット企業になる。企業規模が大きくなった段階でメディアも抑えるという堅実ぶり。誘拐されて身代金を支払ったりと、いろんな人生ドラマを乗り越えてきた話や息子ビクターとの逸話は涙腺にくるものがあった。

それにしても、華人のガッツは生命力を感じるなぁ。俺の最初の上司も中国の大陸から全額奨学金を得てシンガポールに渡った、中華系シンガポリアンだったけど、執念と気迫があった。仕事できなくて、夜中に電話かかってきたの覚えてるわ。

そう思うと、まだぬるま湯に浸かってますな。

がんばっていこ。

2015年11月10日火曜日

あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか 津田 久資


あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか―――論理思考のシンプルな本質読了。

結構いいこと言っていて、ゼロベース思考とかは幻想で、そもそも知識や関連情報を詰め込んで、初めて思考がスタートする。




発想の質は発想の広さによってもたらされる。
1) 情報量
2) 加工率
3) 発想率
この三変数を磨かないと、結局いいアイディアというのはそもそも生まれない。

ということで、ありきたりですが、インプットの量を増やす生活が正しい方向性なんですな。


2015年10月6日火曜日

頭の回転が速い人の話し方 岡田斗司夫


これ「Millenium世代が読んだ方がいい書籍リスト」に入ります(笑)


東京大学理科三類を出て今年お医者さんになるパイセンにおススメされて読んだんですけど、やっぱり日頃から勉強しているだけあって、書籍の目の付け所が違いますね。。。(笑)

頭の回転が速い人の話し方

明日からコミニュケーションのギアをどうすればいいかを意識していくことができることですかね。

2015年8月22日土曜日

ハーバード式「超」効率仕事術 ロバート・C・ポーゼン


ハーバード式「超」効率仕事術 を読了。

会社の研修と一部被る部分もあったけれど、それだけ重要ということ。



今年は何が何でも生産性を上げないと死ぬからな。だいたい長時間働いても質のいいアウトプットができるわけがない。オペレーションならともかく、そのスピードはいずれ限界に到達するわけで、知的作業に注力できないと確実に潰れるパターンになる。



2015年6月21日日曜日

グローバル・マインド 超一流の思考原理―日本人はなぜ正解のない問題に弱いのか 藤井清孝


グローバル・マインド 超一流の思考原理―日本人はなぜ正解のない問題に弱いのか を読了。

エリート街道の経歴を歩んできた著者の生き方が垣間見える一冊。




とにかく、覚悟と目的意識が尋常じゃない。グローバル×プロフェッショナルなキャリアとを目指すには、著者のように日常から「刃を研ぎ澄ます」ことと、考え抜いた結果「リスクを取る」行動が取れることが必須。

  • 問題を構造的に把握・分析し、リスクをとって解を出す骨太の思考力


こういうタフネスが今の自分にはないなぁ。頑張ろ。

追記:モデルの藤井サチって彼の娘なんですね(笑)


2015年4月30日木曜日

ダントツになりたいなら、「たったひとつの確実な技術」を教えよう エリック・ベルトランド・ラーセン


読了!

メンタルコーチなだけあり、リフレーミングが上手い。また、筆者自身が空挺部隊所属で命懸けの訓練を行ってきたがゆえに、緊迫感のある中でもパフォームする方法に説得力がある。

例えば、「人生を俯瞰で見て、いつかは終わるという意識を持つ。それは、習慣を変えようとするときの意志力を高めることにもつながる」点は、まさにリフレーミング。メタの視点を加えることで、不安、苦悩、緊張、精神的重圧を和らげるというテクニック。

これ、結構いい。


2015年4月18日土曜日

世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか 田村耕太郎


タムコーこと、田村耕太郎さんの本です。





世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか?


「え、まさに二宮尊徳じゃん!」とツッコみたくなるタイトル。
要は、「文武両道」といった中高校時代に提唱されているスタイルを20代でも追い求めるのが大事、という内容。

相変わらず、煽りながら意識高い文体(笑)

2015年3月13日金曜日

日本人がグローバル資本主義を生き抜くために 藤沢和希


読了。

日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません

基本的なスタンスとしては、資本主義、市場原理の最大化があるべき世界の姿、とした上で、「日本人がどう生きていくべきか」を展開していく一冊。

いやー22歳ですけど、将来どう生きていけばいいのか本当悩ましいです。。。



2015年2月17日火曜日

マッキンゼー式世界最強の問題解決テクニック/マッキンゼー式世界最強の仕事術 イーサン・M・ラジエル

マッキンゼー式 世界最強の仕事術マッキンゼー式 世界最強の問題解決テクニックを読了。

なるほど。パレートの法則とかは知らなかった。問題解決スキルは入社後も意識的に磨いていこう。



  • 目標は細めに確認する[=1) 実現可能な目標、2)=80:20の法則、3)大きな絵を眺める]
  • Presentation=関係者全員が同意するべく、事前報告
  • 自分だけのメンターを見つける
  • シングルヒットを打つ
  • 自分の上司を引き立てる
  • 自分の人脈を最大限利用する
  • 何かルールをつくる
  • 自分の時間を大切にする
  • 自分の精神状態を確認する
  • 毎週のワークプランを作成する

2014年7月4日金曜日

実践型クリティカルシンキング (21世紀スキル) 佐々木裕子


読了。これも、就活で読んでおいたほうがいいリスト。




実践型クリティカルシンキング (21世紀スキル)


元マッキンゼーの人が書いた書籍らしい。サクッと読める。一応、推薦図書なので読みました。

最近、ケース問題のグルディスをやるのだが、論点の絞り込む際に「何の軸」で事象を分解すればいいか、の視点が弱い気がします。

こういうのは量をこなせばどうにかなるんですかねぇ。

Hooked: How to Build Habit-Forming Products

This book was written almost 10 years ago. Yet it still prevailed his concepts well implemented into a lot of successful products. Based on ...