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2021年4月3日土曜日

Amazon Product Management Interview

AmazonのProduct Managerになる本です。典型的な「行動についての質問」と「仮説についての質問」を構造化することに尽きます。





2021年2月20日土曜日

地頭力を鍛える 細谷功

 

フェルミ推定の第一人者である、細谷さんの書籍。非常に論理的かつ包括的にまとまっている良書でした。結局、フェルミ推定を通じて、以下の能力が鍛えられるから非常に頭脳の訓練には有効だという主張を述べています。

  • フレームワークを用いてモレなくダブりなく考える力
  • 対象とする課題の全体像を高所から俯瞰する全体俯瞰能力
  • 捉えた全体像を最適な切り口で切断し、断面をさらに分解する分解能力


フェルミ推定自体のフローは以下の流れになる。

  1. 全体→部分への視点移動
  2. 切断の「切り口」の選択
  3. 分類
  4. 因数分解
  5. ボトルネック思考

その際のアプローチ方法でこそ、地頭の差が如実にわかる点になる。
  • 地理的アプローチ=1m2あたりの電柱本数
  • 供給視点アプローチ=世帯あたりの電柱本数(供給側・需要側から考えるアプローチは訓練しないと意外と身につかない)

フェルミ推定を活用して抽象化思考力を鍛えられるか?>Yes
  • モデル化
  • 枝葉の切り捨て
  • アナロジー
仕事における能力を分解すると、以下の三次元に分解でき、Xの考える力は今後重要度が増していく。
  • X:考える力「地頭がいい」
  • Y:対人感性力「機転が利く」
  • Z:知識・記憶力「物知り」

では、その地頭力を定義して、分解するとどういった能力の集合体なのか?
  • 知的好奇心:これが全てのベースとなる
  • 論理的思考力:左脳による積み上げる思考のことを言う
  • 直感力:右脳による閃きとも言われる
  • 抽象化思考力(単純に考える)
    • 具体⇄抽象の往復
    • モデル化
    • アナロジー(類推)
      1. 抽象化する
      2. モデルを解く
      3. 再び具体化する
    • 枝葉の切り捨て
  • フレームワーク力(全体から考える)
    • 絶対座標と相対座標
      • 座標系=視座・視点(+視野)
    • ズームインの観点移動
    • MECE
    • 適切な切り口(軸)の設定
    1. 全体を俯瞰する
    2. 切り口を選択する
    3. 分類する
    4. 因数分解する
    5. 再度俯瞰してボトルネックを見つける
  • 仮設思考力(結論から考える)
    • ベクトルの逆転
    • 前提条件を決める
    • 「タイムボックス」アプローチ
    1. 仮説を立てる
    2. 立てた仮説を検証する
    3. 必要に応じて仮説を修正する


2020年10月17日土曜日

コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法 名和高司

 

読了。基本的なフレームワークの紹介にとどまらずに、実際はどう利用しているかまで踏み込んで説明している。ポーターのファイブフォースやBCGのPPMマトリックスが、構造主義から来ている点を解説し、その限界を指摘している。要は、ポストモダンの時代が科学技術の進歩によって駆逐されたのが、経営の世界でも当たり前になっている。脱学習(Lean startup, U理論)がなんで注目されているかの背景もわかった。


  • Flip the coinではなく、現象を引き起こしている本質的問題を明らかにすること=問題を構造化する
  • Why not yet? (なぜ、それがまだできていないのか?)に対する解を出せているのかが肝 




が、「適切な論点を設定する点と正しい軸で構造を規定する点」はまだまだサラリーマンで生きていくには十分すぎるスキルなんでしょう。週末に、今やっていることに疑問を持って一歩引いてみてみること、学んだことや疑問に思ったことを書き留めることは、さっそく実践してみようと思いました。


2019年4月28日日曜日

問題発見プロフェッショナル 斎藤喜則


Analysis系の知識はこれでなんだかんだ一通り網羅したはず。

(なんだかんだ7冊ぐらい読んできただけあって、俯瞰して「分析とは何か」みたいな話を説明できるようになった。印象として、Thinking系の講座/書籍ってMECEとかLogicの話が世間的に多いけど、視座の話とかManagement implication/Positionの話が欠けてる感じ。)



要約
問題発見とは「あるべき姿」と「現状」のGAPである。
  • 問題の三要素(拡がり、重さ、深さ)を洗い出すことが解決の第一歩になる。
  • そのための思考をするにあたって大事な姿勢が、1) ゼロ・ベース思考 2) 仮説思考

こういった思考の姿勢を大事にしつつ、以下の点に留意して思考をしていく。

  1. 二次元で捉える:x軸とy軸の意味をよく考える
  2. 分析から導かれる意味合いを必ず引き出す:so what? を考え抜く
  3. 定量分析と定性分析を使い分ける:問題の構造やメカニズムを解明する
問題発見のP(あるべき姿を構想する戦略的問題発見の4P):Purpose, Perspective, Period, Position 
(なお、戦略的問題発見に必須なスキルとは、観察力/判断力/分析力/統合力になる)


これらを抑えたら、もう少しテクニカルな話。でも、基本は問題の三要素のどのベクトル軸を深めるかという話に尽きる。

  1. 「拡がり」の中心からGapを生む重要要因を見出す
  • MECE
  • トレンド分析 (傾き[成長率、下落率]、変曲点、面積)
  • +/- 差異分析 (a: 時系列の2地点でのGapを生むFactorを洗い出す b: 他者や業界平均とのGapを生むFactorを洗い出す)
  • 集中・分散分析
  • 付加価値分析(コスト分析)
  • CS/CE分析(バリュー分析)
  1. 「深さ」を捉え、問題を構造的に把握し、具体化する
  • Logic (演繹法と帰納法)
  • Causality 分析
  • 相関分析
  • シェア分析
  1. 「重み」づけを行い、取り組むべき問題の優先順位をつける
  • 感度分析
  • パレート分析
  • ABC分析(BBCのPPMやGEのポートフォリオ管理マトリックス)
  • ピーク分析





2019年1月23日水曜日

Presentation Zen Garr Reynolds



"Presentation Zen: Simple Ideas on Presentation Design and Delivery"

English version

2019年一発目の洋書です。
著者はGarr Reynoldsというです。元Apple社員ですし、TED talkにも出てます。これ昔同僚のインド人に勧められて買っていたものの、放置してました。が、ようやく読みきりました。

書店によくある外資系コンサルのPPT本ではなく、「Communicationとは何か」という高い視座からPresentationに関して包括的に解説してくれます。逆にテクニック的な話はないので、人によってはそういうのは別で補う必要があるのかもしれません。

例えば、Presentationの内容の良し悪しを判断する基準としてAcronymsを用いた「SUCCESs」という概念だったり、内容はちゃんとしてます。

  1. simplicity
  2. unexpectedness
  3. concreteness
  4. credibility
  5. emotions
  6. stories


ガチ要約は長いので今回は省略で。読んでいて、気に入った部分はこちら。
The key is in knowing that it is within you already. Do not rely on technology or other people to make your choices. Most of all, do not let mere habit -  and the habits of others - dictate your decisions on how to prepare, design, and ultimately deliver your presentations. The secret is to increase your awareness so you are able to see the world and all lessons around you. We cannot truly move forward and learn the new if we cling to the old. The essential keys to improvement are simply having an open mind, an open heart, and a willingness to learn,even if we make mistakes in the process. There are many ways to improve and transform yourself. In this chapter, I have mentioned just a few that I hope will be of help to you.

おまけに、"ワビサビ"のカッコイイ説明だけ掲載しておきます。こういう英語を書けるようになりたいものです。

 The ideals of wabi-sabi come from Japan, and the origins are based on keen observations of nature. Wabi means "poverty" or lacking material wealth and all its possessions yet, at the same time, feeling free from dependence on worldly things, including social status. There is an inward feeling of something higher. Sabi means "loneliness" or "solitude", the feeling you might have while walking alone on a deserted beach deep in contemplation. These two concepts come together to give us an appreciation for the grace and beauty of a scene or a work of art while remaining fully aware of its ephemerality and impermanence. 

英語のHPはこちら
https://www.presentationzen.com


日本語版

2018年12月2日日曜日

意思決定のための分析の技術 後正武


意思決定のための分析の技術を読みました。分析に関してまとめた本です。たまに、こうやって分析の本を読むと、日ごろの仕事で使用する思考パターンが如何に偏っているかを実感します。MCKの人が書いた書籍なのでMECEに分析を分析しています(笑)

事業会社にいる以上、絵に描いたモチにならにようにするために、個人的に意識していきたい点は「マネジメント・インプリケーションを考えて分ける」点と「総資源の配分」という観点です。

現職だと、あんまり「分ける」ことに意識をしないのですが、売上高ひとつにとってもどう分解するのが一番適切かを訓練しないとダメですわ。日々の業務でそういう頭の使い方をあんまりしていない。

「渋谷駅のアイスクリーム屋の売上高を伸ばすには?」
「ヤマダ電機の売上高を1.2倍にするには?」

やっぱりサラリーマンこそ、こういう思考の基本をおろそかにしてはいけないですね。



いつものようにまとめです。

1) 大きさを考える
- Order of magnitude(大きさの程度)を考える
- 総資源の配分を考える

2) 分けて考える
- MECEに分ける
- 四則演算のうち、足し算、引き算、掛け算をしっかり意識する・切り口の軸を明確に意識する
- マネジメント・インプリケーションを考えて分ける
- 全体を把握して、検討対象を正しく位置づける
- 多元の要素を考える

軸が二つ以上の多元になるとき
a) 一分野を絞り込み、その中で二元の要素を考える
b)二元分析の上に三元目の指標を載せる
c)割り算をする
d)多数の要素をより大きな二軸に集約して考える
e)多元回帰などの数学的処理法を用いる

3) 比較して考える
a)できるだけ同じものを比較すること
b) 異なるものを比較するときは、意味がありかつ比較できる指標を探すこと
c)似たもの同士を比較する場合も、同じ要素と異なる要素を正しく見分け、異なる部分の影響を勘案しつつ合理的な比較を心かける
- 比較のための枠組みを工夫する

4) 時系列で考える大きな流れ・変化を読む
- 変曲点に着目し、兆候を読み取る
5) バラツキを考える
6) プロセスを考える
7) ツリーで考える
8) 不確実・ファンタジーな課題に積極的に取り組む
9) 人間の課題に積極的に取り組む 

2017年7月23日日曜日

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」 安宅和人



いやー改めてこの書籍の良さを実感しました。





イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」


個人的なポイントは、定量分析において以下の3点に着眼するとうまくいくケースが多いとのこと。
  • 比較:洞察を盛り込んだ条件とは何かを考える(=軸の整理)
  • 構成:何を全体として考え、何を抽出した議論かの意味合いを考える
  • 変化:原因と結果の双方でどのような比較(=軸の整理)が必要なのか

逆説的ですが、仕事の生産性を爆上げする方法は、小手先のPCスキルやタスク処理能力を上げることではなく、「筋のいい仮説を導き、検証できるかどうか」、にかかっているんだと思います。ということで、地味だが、地道にアナリシススキルの向上を目指していきます。


2017年4月9日日曜日

新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術 齋藤嘉則



読了。基礎をバカにせずに丁寧に復習。ここの精度で生産性って結構決まる。





思考の整理

  • MECE
  • Zero Base思考

解決策の導出

  • 仮説思考
  • システム・ソリューションズ
細かいポイントでいくと
  • 付加価値分析(=Value chaineのうちどの部分が付加価値につながっているか)
  • CE(customer expectation)、CS(customer satisfaction)分析
  • Economic value to consumer > a) ボトムアップ、b) 業界価格



2015年12月19日土曜日

改訂3版 グロービスMBAクリティカル・シンキング (グロービスMBAシリーズ) グロービス経営大学院


読了。一通りまとまっている印象。あとは、呼吸するかのごとく使いこなすこと。




改訂3版 グロービスMBAクリティカル・シンキング (グロービスMBAシリーズ)

ロジカルシンキングスキルを伸ばすには「適切な指導環境」と「適切な量」が必要なんじゃないかと思う。情報をどう整理するか、で仕事量が変わるわけだし、絶対避けて通れない道ですな。

2014年7月4日金曜日

実践型クリティカルシンキング (21世紀スキル) 佐々木裕子


読了。これも、就活で読んでおいたほうがいいリスト。




実践型クリティカルシンキング (21世紀スキル)


元マッキンゼーの人が書いた書籍らしい。サクッと読める。一応、推薦図書なので読みました。

最近、ケース問題のグルディスをやるのだが、論点の絞り込む際に「何の軸」で事象を分解すればいいか、の視点が弱い気がします。

こういうのは量をこなせばどうにかなるんですかねぇ。

2014年4月28日月曜日

2014年4月15日火曜日

論点思考 内田和成


読了。



論点思考

「論点をそもそも設定する」姿勢が大事なわけですな。
視野、視座、視点を変えて、再検討する手間を惜しまないこと。

Hooked: How to Build Habit-Forming Products

This book was written almost 10 years ago. Yet it still prevailed his concepts well implemented into a lot of successful products. Based on ...