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2022年12月3日土曜日

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている ふろむだ

 

  • 認知バイアス(認知心理学者:エイキス・トベルスキー/ダニエル・カーネマン)
    • 他人があなたに対して抱く思考の錯覚
    • その思考の錯覚は、あなたにとって都合が良い
    • これが錯覚資産(つまり、組織内の自己保身に都合がいい)
  • 真実の中にウソを紛れ込ませることで、巧妙に嘘を隠蔽している
  • 確率変動:ハロー効果が得られそうな仕事や役割を手に入れ、色々チャレンジしてみる
  • 何かを主張する時は、一貫して偏ったストーリーを語る。しかし、自分の人生の選択をする時は、徹底的に「正しい判断」をすることに拘る
  • 才能+スキル=実力
    • よって、未来のヒットが過去に遡って、現在のあなたの才能のあるなしを書き換える
  • 「自分で物事をコントロールする」ということが心身にどのような影響を与えるか
    • 選択はコントロールの一種
    • +の価値は全て利用資源であって、それを否定すると損をする
    • つまり、属性がない場合は、他人の属性を利用しようと待ち構えている
    • 人間は「一貫して偏った間違った物語に説得力と魅力」を感じる。「シンプルでわかりやすいこと」をそれが真実であるかのように言い切る。本当は断定できないことを断定してしまえ。
  • 少数の法則:不確実性下における判断
    • ヒューリスティックとバイアスがかかってしまう
  • 実際の成功・失敗は、あなたが思っているよりもはるかに「実力以外の要因」で決まっている
  • 人間は判断が困難なとき、自分で思考することを放棄してしまう。無意識のうちに、デフォルト値を選んでしまう
  • それゆえ、思考の粘り強さが鍵になる
  • 実力→成果⇄錯覚資産⇄環境→実力……
    • 錯覚資産を増やすことばかりやって、実力を怠ると環境→実力がダメ
    • スキルアップのみやって、錯覚資産を増やすことを怠ると、全てのループがダメ
  • 機会が発生したときに、そのチャンスを自分のところに手繰り寄せることができるように「思考の錯覚の網」を広げておく
  • 「時間」という資源をPV向上とCVR向上のどちらにどれだけ投資するかーという投資戦略に行き着く
  • 自分が個人的に好きなものは、常に善良、正しい、メリットは大きく、リスクは小さい
  • だから、常に意思決定は簡単活高速に行える
  • このような判断方法を「感情のヒューリスティック」
  • 錯覚資産(べき乗分布になっている)は多次元図形の体積、指数関数的に増大する、実力と錯覚資産は相乗効果で増大していく
    • 錯覚の種類;ハロー効果、利用可能性ヒューリスティック、感情ヒューリスティック
    • 錯覚の強さ
    • 錯覚の範囲

実力ついた自信あるし、そろそろ錯覚資産を身につけないといけない今日のこの頃。

2021年10月9日土曜日

Why Software Is Eating The Worldを読んで改めて近未来を考えてみた

マーク・アンドリーセンは伝説のVCです。公式なプロフィールは以下になりますが、ビジネスマンなら知っているでしょう。(私は最近知りましたw)

Marc Andreessen is a cofounder and general partner at the venture capital firm Andreessen Horowitz. He is an innovator and creator, one of the few to pioneer a software category used by more than a billion people and one of the few to establish multiple billion-dollar companies.

Marc co-created the highly influential Mosaic internet browser and co-founded Netscape, which later sold to AOL for $4.2 billion. He also co-founded Loudcloud, which as Opsware, sold to Hewlett-Packard for $1.6 billion. He later served on the board of Hewlett-Packard from 2008 to 2018.

Why Software Is Eating The World 


今月のウォールストリートジャーナル紙に、ブラウザNetscape開発したことでも有名なソフトウェアエンジニアで投資家でもあるマークアンドリーセン氏(Marc Andreessen)の寄稿文掲載されました。
”Why Software Is Eating The World“(ソフトウェア世界飲み込む理由と題された手記には、古いビジネスモデルに基づいた産業ソフトウェアの登場によってビジネス転換余儀なくされ、その「ソフトウェア化」の波に乗れない企業は廃業に追い込まれている構図鮮明に描いています。これは以前このブログの「バリュー・チェーンで見えてくる各社の市場参入戦略」でも紹介した、企業の経済活動によって生み出される価値(バリュー)とその連鎖(バリューチェーン)理解することで、各企業の今後の戦略見えていくることと深く関わっています。ソフトウェア産業がこれまで無縁であったような産業まで飲み込んでいるという経済構造の変革期にあって、「あちら側」(古い経済構造)から「こちら側」(新しい経済構造)に企業レベルでも個人レベルでも軸足を移すことの重要性など、アンドリーセン氏の寄稿文はとても深い洞察に満ちています。 

5年後にどうなったかの考察になります。

Software is still eating the world


ようやくマーク・アンドリーセンが2011年にWSJに寄稿された伝説のエッセイを読みました。感想としては、「大学生の時に知りたかったw」です。2016年から社会に出たわけですが、ここまで日本社会までもがソフトウェアに飲み込まれているとは思いもよりませんでした。経営学の人的資本論では、個人のキャリアはピボット可能として語られますが、現実的にスキルセットに互換性があることはほぼなくて、多くは転職に苦しむ世界になるんでしょう。CourseraのIPOを含めたEd tech業界や新薬開発でのHealth careが盛り上がりを見せているタイミングまでもを、ドンピシャで当てるマーク。天才すぎますw


国内の産業へのValuationを見て見ましょう。米国同様な現象は起きつつあります。旧式のコンサルティング会社であるDIの株価が全然伸びないのに対して、ベイカレントやAccenture(米国)の株価は爆上がりです。国内事業をほぼ捨ててIndeedに集中しているリクルートの株価は上昇中です。VC業界も高学歴エリートが行きたい人気転職先になっています。事業承継領域のM&Aもクラウドなり仲介サイトに高いValuationがついています。日々の生活レベルで考えてみましょう。2018年だとまだ電子決済のPaypayもそこまで店側で浸透おらず、Uber eatsもメニューが貧弱でした。しかし、2021年にもなれば電子決済が当たり前で東南アジアで展開しているGrabやGojeckとほぼ同じような世界線になってきました。例えば、マーケティング領域ではMarketing Automationサービスが浸透しつつあり、Data integrationがレガシー領域で進歩しています。同様に、Digital Ad領域では広告代理店の仕事を奪うことを念頭に置いているGoogle marketing platform、Accentureが広告代理店領域にグローバルでは踏み込んでいたり、案の定広告代理店のProfit zoneは消えつつあります。同様なことが、事業会社のマーケティング部でも起きつつあります。つまり、本当に一部の価値貢献業務以外の領域で人が不要になっていくわけです。なお、典型的なPR業務はこの5年で消えました。厳密には椅子の数が減ってアウトソースされたのが正しい説明になりますが。


もはや目先の仕事では関係なくても、たぶんこの10年のうちに、労働市場の大改革が起きるのは確実なんでしょう(労働法が変わるかはわからないけれども)。仕事論を飲み会で語っていた大先輩の仕事が消えて、リストラ対象になるかもしれません。年下に細かいオペレーション作業を振っていたら、自分だけがDigital worldから取り残されてしまうかもしれません。


答え合わせは10年後。


こちらで原文が読めます。

https://a16z.com/2011/08/20/why-software-is-eating-the-world/


2021年7月25日日曜日

働き方2.0 vs. 4.0 橘玲

 

令和の働き方の指南書です。すでに働き方3.0のコミュニティってあるから、あと10年ぐらいするとフリーエージェント社会が到来する感じ。2015年とかでは考えられなかったけど、既に今の会社も、「無駄な仕事で残業するぐらいなら副業します」みたいな価値観の新入社員が一定数いるしなぁ。



  • 働き方1.0 年功序列、終身雇用の日本的雇用慣行
  • 働き方2.0 成果主義に基づいたグローバルスタンダード
  • 働き方3.0 プロジェクト単位でスペシャリストが融合集散するシリコンバレー型
  • 働き方4.0 フリーエージェント
  • 働き方5.0 機械が全ての仕事を行うユートピア/ディストピア

  • アベノミクスは働き方1.0を2.0にしようとした。その結果、非正規雇用のシワ寄せが正社員の長時間労働になった
  • ムーアの法則(集積回路)、ギルダーの法則(通信網)は2020年になっても当てはまっており、この流れは誰も止められない
  • 日本はそもそも「家」単位構成社会である。年金制度もそのまま家単位で負担する仕組みであり、個人単位になっていない。他国では個人単位での年金制度が当たり前である。
  • 未婚率は毎年上昇傾向にあり、男性だと1990年に5%が2000年に12.6%、2015年には23.4%が未婚という世界。つまり、40人クラスだと10人が結婚できない世界観
  • 世銀の主任エコノミストであるブランコ・ミラノヴィッチによる「エレファントカーブ」で明らかにされたのは、先進国の中産階級がグローバリゼーションの割を食った階層という事実である。所得も資産もべき乗分布するのであり、正規分布ではない。
  • 日本は身分社会であるため、労働集約型の製造業、小売業じゃないとグローバルで競争優位を保てない。知識集約型産業の金融やITはボロ負け状態。外国人労働者受け入れ問題は、市民権プレミアムをめぐる移動問題と同値である。(実際外国人受け入れ労働者問題が国際社会でついに指摘されましたね。。。)
  • 日本は20世帯に1世帯が資産額1億円世帯であり、2人以上の世帯のうち上位10%超の平均年収が1441万円(2017年)である。意外にも格差は少なく、富裕層が依然として多い国である。
  • ドナルド・コースの「コースの定理」によれば、取引費用がゼロになると会社は不要になる。しかし、現実はグローバルカンパニーへの集中が起きている。これは、経済がシュンペーター型になり、テクノロジー競争を勝ち抜いた企業が独占するゲームに変化しているからだ。不完備契約理論と残余コントロール権を用いて、取引費用がゼロになっても中間管理職なり、会社が存在する理由をサンフォード・グロスマンとオソバー・ハートは説明している。
  • 知能によって差別をしてはいけないリベラルな社会では、「やる気」がない人間は糾弾される。やってもできない人間は生涯学習の社会契約に違反したとみなされ、自己責任で社会の最底辺に突き落とされる未来がやってくるかもしれないのだ。リカレント教育が叫ばれる背後には、理由があるのだ。
  • 本郷バレーと呼ばれる、東京大学本郷キャンパスでExitする起業家グループがいる。彼らからすると、わざわざシリコンバレーを目指すのはコスパが悪いのだ。日本語という参入障壁に守られて、経歴のおかげで資金調達が容易にでき、それなりの金額での売却先があるなら、とっとと富を稼ぎきってしまおうという発想である。
  • Giveしても減らないものは、知識とネットワークなのである。

2021年1月23日土曜日

圧倒的な成果を生み出す 「劇薬」の仕事術 足立光

足立さんの書籍を読みました。そういえば、いくつか絶版になってしまったが、翻訳書も出しています。

会社を利用して様々な経験を得ることの重要性はしみじみ実感しました。「やり続ける」ことの意味を再確認させてくれました。それと、今年は憧れとなる具体的な人を見つけるようにします。

2020年12月26日土曜日

出世の法則 財界・官界のトップから日銀総裁まで 岸宣仁

 

読売新聞の経済部に配属された記者が、これまでの取材メモから出世の法則をまとめた書籍。



いつの時代も組織に属する以上、出世に関わるソフトスキルは必須になります。外資系の会社組織に属していても、権力構造が原因で組織全体の論理が異なるだけな気がしています。

鎌倉時代から唱えられる「御恩と奉公」ですが、奉公をしても御恩を与えられずに、裏切られる/組織の犠牲になることもあるので誰に献身するかの見極めが鍵なんでしょう。ジョブ型組織構造なのに、メンバーシップ型組織文化な会社だと「ババを引く」場合、能力があったとしても、その会社の人事サイクル分の期間は(金銭的に)報われません。同時に、「ラッキーカード」を引いたように思えても、待遇に反映されずに承認で対処される落とし穴もあります。

社内政治は相対的に決まるわけです。絶対的な基準なんか存在しないですし、人事制度なんて例外はいくらでもつくれるもんです。規範から距離を置いた組織人の生き方には、それ相応のリスクを背負う構造になっているんでしょう。


2020年2月15日土曜日

キャリアショック 高橋俊介


久しぶりにキャリア関係の本を読みました。


キャリアショック どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるか?


この本のまとめ

  1. 偶然を必然化する行動・思考パターンの5つの特徴を身につけましょう。好奇心 (Curiosity)・こだわり (Persistence)・柔軟性 (Flexibility)・楽観性 (Optimism)・リスクを取る (Risk Taking)
  2. Personalityがカギを握る。アメリカのキャリバー社は心理学を応用した40以上の指標を使ってPersonalityを評価する。他にはエニグラムなど。影響欲・復元力・社交性・好印象欲・感謝欲・徹底性・自己管理・外的管理・切迫性など、何がモチベーションの源泉かを把握しておくこと。
  3. 動機のない過剰な努力はバーンアウトを招く。激務になりがちな企業で若者が退職するケースの多くはこれ。
  4. 上司との相性は大事。 ”上司 と 部下 の 組み合わせ で、 最悪 の パターン は、 外的 管理 の 強い 上司 の 下 に 自己 管理 の 強い 部下 が 配置 さ れ て いる ケース だ。 ルール や 命令 によって 部下 の 行動 を 細かく 管理 しよ う と する 上司 と、 自分 の 仕事 は 自分 で 組み立て ない と 気 が 済まない 部下。”
  5. Howで勝負するのか、Whatで勝負するのか、動機で勝負するのか、を決める必要がある。 ドキュメンタリー番組で放映されたFYREででてくるビリー・マクファーランド(Billy McFarland)もアントレプレナー。
  6. キャリアのパターンは決まっている。
  7. 知的資本経営の波は到来している。この本も結構前にかかれたけど、徐々に日本社会が追い付いてきている感じ。







2019年7月6日土曜日

クラッシャー上司 松崎一葉


筑波大教授の松崎さんが産業医として働いた経験から、「壊された部下」の目線から「クラッシャー上司」に関して分析、解決策を提示する書籍です。基本的に部下の目線から解決策を提示するケースは少ないです。というのも、現代社会において被雇用者は圧倒的に弱者だから。(ゆえに、限度が行き過ぎるとストライキが起きるわけです。日本ではほぼみないけどw)人事部に相談したって、人事部も所詮(雇用者側に絶対服従する)被雇用者でしかないからです。こういう大局観を理解した上で、組織がどう動くかを知っていることは、長い社会人生活で自分の身を救う唯一の方法だと思います。

目先の業務知識の多寡も大事だけれども、それ以上に語られることない、経営学的に言う、「暗黙知」の獲得がもっと大事だったりします(最近、心理学、経営学の知識の習得が自分のキャリアの構築や仕事を進めるにあたって意味があるのを理解できるようになってきました)。



本の内容は、「多くの日系企業の人事制度がJob型になっていないのに、成果主義の導入によって疲弊する現場」の実態をあぶり出しています。


  1. クラッシャー上司の「旧態依然の根性論マインド」が仕事場に導入される。
  2. クラッシャー上司は猛烈/がむしゃらに働く姿勢を役員に評価されているから、部下に同じ姿勢と労力を要求する。
  3. ゆえに、現場は疲弊して個人が犠牲になる。多くは、精神的鬱病。

鬱病の対処法は食欲と睡眠からはじまります。つまりは、自律神経系=交感神経と副交感神経の回復です。レジリエンス(自己治癒力)が強いと鬱になりにくいとのこと。
1) 有意味感(情緒的余裕)
2) 全体把握感(認知の柔軟性)
3) 経験的処理可能感(情緒的共感処理)


まあ、時代が時代だから普通に転職したほうがいいと思います。




2019年5月16日木曜日

宇宙を目指して海を渡る 小野雅裕


宇宙を目指して海を渡るは幼少期から宇宙に情熱を持ちつづけて夢を叶えた小説ちっくな実話本です。希望や苦悩を主人公を通じて見事に描写しており、自己投影できる設計になっています。

こういう他人の自叙伝(しかも年代が近い人)系の書籍を読むのは、現在の自分が「未来に不安を抱いている」からです。。。他人が挑戦を乗り越えた物語を脳が欲しているのですw

いやーEminemの"Not Afraid"をリピートして乗り越えるしかなさそうです....




話が逸れてしまいましたが、小野さんって文章力半端なくありますね。文芸賞受賞の科学者だけあります(笑)こういう天才って元の遺伝子が違うんでしょうねw

2019年5月12日日曜日

外資系キャリアの転職術 シンシア・シャピロ


シャピロ本の転職バージョンです。
相変わらず、内容が内容なのでまとめは書きません(笑)

さて、人材流動性が上がっていきそうな日本社会ですが、どうなることやら。



2019年5月5日日曜日

苦しかったときの話をしようか 森岡毅



森岡さんのキャリア本である苦しかったときの話をしようかを読了しました。


良かった点

  • Landscape assesmentから入っている点。マクロな構造をかならずあぶり出すという、キャリア関係の書籍にはあまりない部分が含まれています。
  • 強みを伸ばして他を捨てる考え方を具体的に示している点。
  • Thinking/Communication/Leadershipの三軸でコア・コンピテンシーを考える点。
  • Brand化する際に考えるべき指標がある点。ちなみに、以下の4点です。
  1. Valuable
  2. Believable
  3. Distinctive
  4. Congruent









2019年1月6日日曜日

ビジネスモデルYOU Tim Clark


ビジネスモデルYOUというちょっと変わった本を読み返しました。

この本は要するに、「人生をどうデザインするか?」という問いに対して、様々なアプローチがある中、企業戦略と同様なフレームワークを駆使しながら、個別解を見出すことを手助けしてくれる書籍です。

なぜ、この本を久しぶりに取ったのかというと
  1. 大学四年の最後の春休みに、当時思いつく範囲で5年後ぐらいまでの人生計画をざっくり立てていた
  2. 社会人3年目になると大学生だった頃に見えていた世界と今見えている世界にGapが出てきた
  3. アラサーまであと4年と思うと、ここで軌道修正かける計画を立てた方が良いと思った
という、要は、人生計画の再考を行いました。最近思うのは、細かいKPIの達成はなかなか難しいけれども、大きな人生の方向性というのはなんだかんだ思った方に進むということです。ナポレオン・ヒルがいう「思考は現実化する」意味が少しは体感できてきたのかもしれません。だから、小さくてもいいから「願う」ことが重要なんだと思います。

あとは、ぶっちゃけ「君は何したいの?」って言われた時に、薄い解答しかできない自分に失望したってのもあります(笑)





2018年12月27日木曜日

外資系キャリアの出世術 シンシア・シャピロ


絶版になっているけれども、超名著です。
これは某読書リストに入っていました。が、内容が濃すぎるので要約できませんw




とりあえず、昇進したらもう一回読みます(笑)

2018年11月18日日曜日

転職の思考法 北野唯我



最近テレビにも出た、北野さんの処女作です。
転職の思考法 という人材業界ならではの目線で、転職についての考え方を展開してます。



言っていることは真っ当だけど、こんな平易な文章で噛み砕かなくていいのではw



ちなみに、キャリア系は以下の書籍が私の中では王道ルートです。経営学の組織論の中にもキャリア関係を研究している分野があり、そこの知見を借りると、ほとんどのキャリアの悩みは消えます。

1. ハーバードの自分を知る技術 悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ (GSの副会長からHBSで教鞭をとったロバート・スティーブン・カプラン教授の本)
2. 働くひとのためのキャリア・デザイン  (MIT教授エドガー・シャインの弟子である金井教授の本)
3. 自分らしいキャリアのつくり方 (日本国鉄→MCK→ワトソンと人事系のキャリアを歩まれた高橋教授の本)

それでも、もやもやする人は以下の書籍を読みましょう。多くの人が勇気づけられ、世界中で読まれた書籍です。

2018年11月4日日曜日

リーダーシップの本質 堀紘一


読売新聞→三菱商事→ハーバードMBA→BCG→DIを創業とサラリーマンの鏡である堀さん。リーダーシップの本質 改訂3版を読了しました。




社会人3年目も後半に入ってきて、こういうソフトスキルの重要性を再実感しています。新卒の時はスキルセットと知識がなかったので、そっちばかり磨くことに専念してました。そろそろこういったソフトスキルを見直して、日々意識していかないとダメです。反省。


いつものように要約です。


リーダーの定義
  • 「リーダーの存在=組織の強さ」中間管理職と決定的に異なる理由は、挑戦する、リスクをとる点
  • リーダーに求められていること:(1)社員に方向を示し、組織の方向性を与える(2)構成員の迷いを取り除く(3)下位概念の人に責任を押し付けない
  • リーダーが正しい判断をするためには:知識・方法・先人の経験を学ぶ+密度の濃い実経験をつむことで、判断力と方法論を獲得
  • リーダーの5つの役割/用件:(1)ビジョンを示す(2)戦略を選択し判断する(3)組織体制を確立する(4)人事を行う(5)カルチャーを形成する

リーダーの仕事
  • 5つの仕事:(1)目的設定(2)現在地の認識(3)環境変化の読み(4)戦略の策定(5)実行
  • 真のリーダーシップを発揮するための行動:(1)夢を語る(2)自ら手本を示す(3)チャンスを与える(4)考えさせる(5)人を叱り、誉める(6)明日を語る(7)常に勝つ

リーダーに必要な能力:(1)観察力(2)状況判断力(3)意思決定力(4)行動力(2と3で差がつく)



2018年10月6日土曜日

外資のオキテ どこが違って、どこが同じか トム・マーカート



外資のオキテ どこが違って、どこが同じかをついに読了しました。上司から「読むべし」と勧められたものの買ってから4ヶ月ぐらい放置していました。。。


本書は、シティコープ、P&G、ACニールセンの経営陣にまで上り詰めた経験から、知っておくべきオキテをまとめた書籍。結構、シビれる言葉が並びますw

本書のオキテに従えば、昇進の条件は満たされる。だが、オキテを無視すれば、昇進の道をはずれ、同僚の後塵を拝することになるだろう。 
 お金がほしければ、まず働くことだ。大金持ちになりたければ、さらにハードにそしてスマートに働くしかない。
出世レースに将来の保証などありえない。ビジネスとは結果を出すことであり、結果を出す限り報酬はついてくる。 
きみがどんな仕事をしていようと、他の社員よりも少しでも多く、そして少しでも懸命に働きたまえ。
目標達成のために、あらゆる合法的手段を探せということだ。  

個人的には、以下が改めて大事にしたい点。

  1. 誠実かつチャーミングであれ
  2. プレゼンの準備には充分な時間をかけよ
  3. Eメールに怒りを込めるな
  4. 発言は常に慎重であれ
  5. 身だしなみを大切にせよ
  6. 「ありがとう」を忘れるな
  7. 常に謙虚であれ
  8. 評価は自分から依頼せよ
こう見ると、やはり「簡単なことを確実に」やりきれるかが大事。今年も残り3ヶ月だけど、追い込もう。

2017年10月29日日曜日

レジリエンスの鍛え方 久世浩司


読了!

「レジリエンス」という新しい概念ですが、要は精神的に「竹のようにしなやかに強くなれ」ということです。どんなに肉体的に健康でも、精神的に追い詰められると、人間は案外簡単に潰れてしまう儚い生物なんですよね。

メンタルの強さが実はサラリーマンとして生き抜く鍵なんじゃないかと。この資質はあんまり注目されないですけどねw





世界のエリートがIQ・学歴よりも重視! 「レジリエンス」の鍛え方

2017年10月1日日曜日

さあ、才能に目覚めよう トム・ラス


はい。もはや有名すぎる書籍、ストレングス・ファインダーです。





さあ、才能に目覚めよう


「企業に勤める20%しか自分の強みを生かせていると感じていない」

幸か不幸か、この事態を変えるためには(少なくとも20%の中に自分が
入りたいならば)、自分の強みを知る必要があります。その発見ツールとして参考になるのが本書。

強み(=常に完璧に近い成果を生み出す能力と定義して)を34項目に分類しています。自分の強みを把握するために、以下の3ステップを踏みます。

  1. 「才能」と「経験によって身についた能力」を区別する
  2. 才能を特定する
  3. 才能を言葉で表す


この背景にあるのは、成人になってから何かを自然に習得するには、

  • シナプス結合を鍛える(=適切な技術と知識によって才能に磨きをかける)
  • 活かせない脳内回路を捨てる(=才能に重きを置き、関係ない結合は衰えることに任せる)
  • さらに、シナプス結合を増やす

のプロセスしかないという事実。そして、シナプス結合を増やすというのは、血管やアルファインテグリン、プロテインなどの基礎構造が必須で、体内の多大なエネルギーを消耗する活動なのです。

はい、だから大人になってから英語はなかなか上達しにくいんですね。。。

近い将来、自分の強みが完全に活きる職につけるよう頑張ります。


Hooked: How to Build Habit-Forming Products

This book was written almost 10 years ago. Yet it still prevailed his concepts well implemented into a lot of successful products. Based on ...