筑波大教授の松崎さんが産業医として働いた経験から、「壊された部下」の目線から「クラッシャー上司」に関して分析、解決策を提示する書籍です。基本的に部下の目線から解決策を提示するケースは少ないです。というのも、現代社会において被雇用者は圧倒的に弱者だから。(ゆえに、限度が行き過ぎるとストライキが起きるわけです。日本ではほぼみないけどw)人事部に相談したって、人事部も所詮(雇用者側に絶対服従する)被雇用者でしかないからです。こういう大局観を理解した上で、組織がどう動くかを知っていることは、長い社会人生活で自分の身を救う唯一の方法だと思います。
目先の業務知識の多寡も大事だけれども、それ以上に語られることない、経営学的に言う、「暗黙知」の獲得がもっと大事だったりします(最近、心理学、経営学の知識の習得が自分のキャリアの構築や仕事を進めるにあたって意味があるのを理解できるようになってきました)。
目先の業務知識の多寡も大事だけれども、それ以上に語られることない、経営学的に言う、「暗黙知」の獲得がもっと大事だったりします(最近、心理学、経営学の知識の習得が自分のキャリアの構築や仕事を進めるにあたって意味があるのを理解できるようになってきました)。
本の内容は、「多くの日系企業の人事制度がJob型になっていないのに、成果主義の導入によって疲弊する現場」の実態をあぶり出しています。
まあ、時代が時代だから普通に転職したほうがいいと思います。
- クラッシャー上司の「旧態依然の根性論マインド」が仕事場に導入される。
- クラッシャー上司は猛烈/がむしゃらに働く姿勢を役員に評価されているから、部下に同じ姿勢と労力を要求する。
- ゆえに、現場は疲弊して個人が犠牲になる。多くは、精神的鬱病。
鬱病の対処法は食欲と睡眠からはじまります。つまりは、自律神経系=交感神経と副交感神経の回復です。レジリエンス(自己治癒力)が強いと鬱になりにくいとのこと。
1) 有意味感(情緒的余裕)
2) 全体把握感(認知の柔軟性)
3) 経験的処理可能感(情緒的共感処理)
まあ、時代が時代だから普通に転職したほうがいいと思います。
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