2022年10月15日土曜日

会社の達人が教える四季報 10倍株/100倍株の探し方


テンバガーを探すコツは以下になる。
  1. 世の中や会社が大きく転換するようなコメント
  2. 突然伸び出す売上高などの業績
  3. チャートの転換
特に、時価総額/売上高の関係性から有望株を検討するのが第一歩。さらに細かく必要条件を洗い出すと、
  1. 急成長=増収率>20% (楽に見たければ、4年間で2倍になっているかどうか)
  2. 営業利益率10%以上 (営業利益/売上高x100)
  3. オーナー経営者で筆頭株主(資産管理会社を含む)
  4. 上場5年以内
2018年4月の選定銘柄がその後どうなったのかを検証してみた。どれもテンバガーはないけど、2~4倍ぐらいに2~3年で到達している(6/8銘柄)ので、スクリーニング指標としては一定の信頼をおけるものだと思った。ただ、2~3年もホールドできるのかが不明すぎ。
  • エボラブルアジア
  • シェアリングテクノロジー
  • ウェルビー
  • Tokyo Base
  • インソース
  • すすらネット
  • 鎌倉新書
  • オプティム

なお、国策のテーマに乗って、2018年4月12日で上昇銘柄をスクリーニングした筆者によると、オウケイウェイブがトップに君臨している。しかし、2022年9月12日でオウケイウェイブの疑惑の記事があるように、ゴミ銘柄になっている(笑)東証マザーズってたまに怪しい株が紛れているので自己責任でお願いしますw

こっから数年は不況トレンドになりそうだし、バリュー株 or 高配当株に光が当たる時代が到来しそう。

2022年10月8日土曜日

Playing to Win: How Strategy Really Works A. G. Lafley

This book was written by A.G. Lafley, a former CEO in P&G.

  1. One final consideration for where to play is the competitive set. Just as it does when it defines winning aspirations, a company should make its where-to-play choices with the competition firmly in mind. Choosing a playing field identical to a strong competitor's can be a less attractive proposition than tacking away to compete in a different way, for different customers, or in different product lines. But strategy isn't simply a matter of finding a distinctive path. A company may choose to play in a crowded field or in one with a dominant competitor if the company can bring new and distinctive value. In such a case, winning may mean targeting the lead competitor right away or going after weaker competitors first.
  2. Where to play and how to win are not independent variables. The best strategies have mutually reinforcing choices at their heart. As a result, it is not a matter of choosing where to play and then how to win and them moving on. These two choices are intertwined and should be considered together.
    • マイケルポーターの戦略論だと差別化戦略とコストリーダーシップ戦略がsustainable competitive advantageを形成するとなっている。Both cost leadership and differentiation require the pursuit of distinctiveness. ~ To succeed in the long run, you must make thoughtful, creative decisions about how to win. In doing so, you enable your organization to sustainably provide a better value equation for customers than competitors do and create competitive advantage.
    • この理由は、Appendix Bでマクロ経済学から解説されている。いずれも高マージンをどうやって生み出すかの論点に集約されるからである。To be a nutshell, due to the fundamental microeconomics of business, there are tow ways to win: higher margin through lower cost or higher margin through differentiation.
大企業の戦略とは、半分以上が資源配分の「選択」であることを教えてくれる戦略論の書籍でした。



2022年9月24日土曜日

ブランディングの科学 [新市場開拓篇] エビデンスに基づいたブランド成長の新法則 バイロン・シャープ (著), ジェニー・ロマニウク (著)


ブランディングの科学2もまたバイロンさんが書いた名著シリーズです。これも読んでおきましょう。P&Gでもブランディングの科学2までがマーケティング部門での推薦図書になっていました。


  • ブランディングの科学1の内容を復習しながら、ラインエクステンションや高級商材など特定のテーマに関しても理論を実際のデータを通じて解説していく。確かに、後発で消費財ブランドを発売すると、議論の多くは「品揃え」と「価格」に集中していた。
    • 品揃え
    • Pricing for 主要顧客
    • 市場シェアの大きいBrand=購買客多い、かつ、購買頻度高い
    • ダブルジョパティの法則(負の二項分布)
    • Penetrationと購買頻度は逆相関である(すでにいっぱいいつも買う人に、さらに買わせるのは不可能)
    • Brand growth was driven by light users. パレートの法則は売上比率:上位売上比率=80:20ではなく、実際は40:20~60:20である。
  • カニバリゼーションをどう避けるべきかに関しての言及もある。これはプロポジション(=便益+Package)が大きく影響しているケースが多い。
あなたのブランドの顧客基盤のプロファイルはそのカテゴリーのプロファイルに一致する。もし一致していなければ、あなたの市場が制約を受けている理由を解明し、その問題を解決しなければならない。経験的に得られたエビデンスがない限り、あなたのブランドの主な競合相手は、あなたのブランドよりも大きい市場シェアを有していると思ったほうがよい。成長するためには、市場シェアの比率に準じてすべての競合ブランドから顧客を奪わなければならない。そのためには、ブランドの特徴や機能的な差を成長するための布石とすることを躊躇してはならない。まれにこれらが重要なポイントになることがある。パーティション分析を行って、あなたのブランドが市場全体を相手にして戦っているか、適切な系列品を提供できないため主要サブカテゴリーから締め出されていないかを確認する。可能なら、成長を阻んでいる障害を探し出して取り除く。

バイロン・シャープ,ジェニー・ロマニウク. ブランディングの科学 新市場開拓篇 -エビデンスに基づいたブランド成長の新法則- (Japanese Edition) (pp.119-120). Kindle 版. 

2022年9月10日土曜日

ブランディングの科学 誰も知らないマーケティングの法則11 バイロン・シャープ

 

ブランディングの科学の書評でも書きます。本書の知識はP&Gやユニリーバ、コカ・コーラ、ペプシ、マース、コルゲートなどの消費財企業などの寄付金と内部データを基にマーケティングの法則を導いた書籍です。社内でもグローバルで6冊に該当する公式指定推薦図書に入っています。

なお、Ehrenberg-Bass institute for Marketing Scienceという機関が世界の名だたる企業からスポンサーを受けて色々マーケティングの神話についてFactベースで解析している機関です。https://www.marketingscience.info/

本書を読むと、マーケティング活動は非常にシンプルなPrincipleに支えられていることがよくわかります。実際のマーケットデータ(インテージなりニールセンなり)を見れる人は是非チェックしてみると腑に落ちる感覚を得られるのではないでしょうか。逆に、難しいのは結果を提示しており、その結果に至るまでの方法論は書かれていません。ただ、世間の経験則から導き出しているマーケティング本とは情報の質が別格です。

  1. ブランドの成長と維持には顧客の獲得が極めて重要である。
  2. 全てのブランドはダブルジョパティの法則に従う。すなわち、マーケットシェアが大きいブランドは顧客離反率が低い。(=ロイヤリティが高い)
  3. ライトユーザーを獲得することが顧客基盤を拡大させることにつながり、顧客基盤を拡大させることがマーケットシェアの慎重に重要である。
  4. パレートの法則は存在するが、80:20ではなく、40:20などカテゴリーによって数値が変わる。(私が知っているデータだと83%はライトユーザーであり、17%がロイヤルユーザー。ロイヤルユーザーのうち、購買量が全体の40%を占める。)
  5. ブランディングを構築するために、メンタルアベイラビリティとフィジカルアベイラビリティを蓄積していく必要がある。
  6. 認知度が大事、広く知られることがブランドイメージの低下に繋がることはない。
  7. ブランディングには、差別化が大事なのではなく、独自性が大事である。
    • ユニークか?
    • 広く認知されているか?

ブランディングの科学

詳細はぜひ買ってみてほしいのですが、抜粋だけでも骨太の内容です。

消費者の購買行動とブランドの競合状態を何十年間も調査して次のような驚くべき結論に至った。1.マーケットシェアは認知度が上がることで、つまり、いかなるタイプの購買客であれ、その数が増えることで成長する。その多くがブランドをたまにしか買わないライトユーザーである。2.ブランドは、多少の差別化のポイントはあっても、その多くがまるで類似製品のように競合し合っている。しかし認知度には(従ってマーケットシェアも)差が生じている。3.ブランドが競合し合い成長すると、市場を基盤とする大きな2つの資産が根付くことになる。フィジカル・アベイラビリティ(購買機会の高まり)とメンタル・アベイラビリティ(ブランド想起の高まり)だ。多くの場合、消費者が購入しやすいブランドほどマーケットシェアは大きくなる。そして革新と差別化がうまく機能すると市場に資産が形成される。それは先行製品を競合製品が模倣した後も永続する。従って、マーケターは自分の担当する製品が目立つようにブランディングを改善し、ライトバイヤーに広く効率よく継続的にリーチする必要がある。また、担当するブランド独自の資産(ブランドカラー、ロゴ、トーン、書体など)を知り、これらを守らなければならない。さらに、消費者の購買行動を知り、消費者がいつブランドのことを考え、いつブランドに気づき、どのように自分の生活に取り入れているのかを学ばなければならない。そしてメディアと流通をこれらの事実に即して上手に使わなければならない。バイロン・シャープ. ブランディングの科学 誰も知らないマーケテイングの法則11 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.189-202). Kindle 版. 


差別化の重要性について考えるとき、最初に疑問を投げかけるべき点は、競合ブランド間のロイヤルティに大差はない、ということだ(第2章)。ロイヤルティはたしかに存在する。しかしそれはブランドの差別化によって生まれるのではなく、消費者の行動特性の1つに過ぎない。これはすべてのブランドがロイヤルティの恩恵を受けられるはずであることを意味する。しかし、ブランド自体に差異が存在するのであれば、なぜブランド間のロイヤルティに大差はないのか?なぜニッチなブランドは、少数とはいえ極めて高いロイヤルティを持つ顧客層を維持し、陳腐化しないのか?次に、ブランド自体が大きく差別化されているとすれば、そのブランドは、その差別化のポイントに価値を感じるもっと多くの消費者の心をつかんでもいいはずだ。しかし第5章で考察したとおり、どのブランドのユーザープロファイルにも大差はなく、同カテゴリー内で競合するブランドはどれも同じ消費者を相手にしているのが現状だ(Kennedy&Ehrenberg,2000;Kennedy&Ehrenberg,2001)。価格や品質が他と大きく異なるブランドはそのユーザープロファイルも特殊だ。高価なブランドほど裕福な人が買う傾向にある。しかし競合関係にあるブランドのユーザープロファイルは類似している。たとえばヴェルサーチの顧客はグッチの顧客に、ナイキの顧客はアディダスの顧客に似ている。差別化の理論から、非常に多くのサブマーケット(想像以上に多くのまたは少数の顧客をブランド間で共有している)が存在していることが示唆される。差別化が高度になるほどブランドが他ブランドと共有する顧客は少なくなる。逆に、他ブランドとポジショニングが類似しているブランドほど多くの顧客を共有している。しかし、広く浸透している購買重複の法則が、ブランドがマーケットシェアの相対的割合に従ってお互いの顧客を共有し合うこと、市場の細分化はそれほど大きくないことを示している(第6章を参照)。もしブランドの差別化の程度に違いがあれば、価格弾力性にも相違があってもいいはずだ。差別化の進んだブランドを好む顧客は価格に対してそれほど敏感ではないからだ。しかし価格弾力性は価格の変動の影響を受けて変化するようだ(第10章を参照)。この事実からも同じカテゴリー内のブランドの差別化のレベルは同程度であることがわかる。最後に、経験に基づいた強力な数学的指標であるNBD(負の二項分布)ディリクレモデル(Goodhardt,Ehrenberg&Chatfield,1984)を考慮しなければならない。このモデルから、消費者は多様化しているにもかかわらず、ブランドは差別化が進まないまま競合していることが容易に推測される。バイロン・シャープ. ブランディングの科学 誰も知らないマーケテイングの法則11 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.2060-2084). Kindle 版. 

2022年8月24日水曜日

暗号通貨VS.国家 ビットコインは終わらない

 

暗号通貨の体系的に書かれた書籍。坂井教授は慶應大学の経済学部の教授らしい。本書は大学教授らしく至ってまともな形で記述された書籍。歴史的経緯を踏まえながら、しっかり本質的な価値をさまざまな観点から議論されている。怪しいメタバースとかDAOとかの資料読むぐらいなら、これをそもそも読んだ方がいいと思った。(画像をクリックするとAmazonに飛びます)

なお、2017年の仮想通貨一次バブルの時に送り人は331人いると雑所得からわかっているらしい。確かに、知り合いでも2500万ぐらい稼いで住民税が高騰して悩んでいた人いた。ざっくり半分ぐらいが若者だとすると、150人ぐらいがサラリーマンの1/3ぐらいの生涯賃金をブームに乗って稼ぎ出したわけですねぇ。ちなみに、仮想通貨はSingaporeだと含み益が無税なので、シンガポールでの仮想通貨取引所を開設してトレードしていたyong rich singaporeanはそれなりにいるらしい(って会社の同僚が言っていた)。実際に、知り合いのFinanceの子はcrypto exchangeの会社に転職していったわ。


個人的にはOxford大学卒のメンツが構想したcovee networkは純粋に面白いかも。知的労働者plarfromをtokenを通じて構築する試みらしい。Knowledge platformもいくつか上場しているし、10年後ぐらいは取って変わられるのかもしれない。

https://covee.network

2022年8月11日木曜日

マーケティングゲーム―世界的優良企業に学ぶ勝つための原則 エリック シュルツ


中古だと既に2倍ぐらいの値段になっているマーケティングゲーム。確か翻訳者の足立さんが現代版を出していた気がしますが、古い書籍が手元にあるので、こちらで。実は入社前の課題図書にして読んだんだけれども、流石に当たり前すぎてあまりメモする点もなかった。実務者向けの書籍だと、ある程度実務経験があると当たり前すぎることになる。求人募集で実務経験が資格や知識より重視される理由がわかった気がするw
  1. アイディアを出すためのブレーン・ストーミングは想像力にかかっている。
  2. 戦略的コンセプトのABC(Audience, Benefit, Compelling reason why)
  3. コンセプトの最後の、しかし、最も強力なポイントは、「消費者にとって価値がありながらも、斬新な」要素の開発により、消費者の心の中で意味のある差別化を行うことである。
  4. いかなる製品カテゴリーでも、製品ミックス戦略は消費者ニーズが独立しているか、関連しているか、で決定されなければならない。


2022年5月4日水曜日

THE MODEL(MarkeZine BOOKS) マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス

 

SaaSサービス御用達のThe MODELの書籍を読んだ。なんで、B to CのマーケターがB to Bのマーケターへと転身できないかが深く理解できた。確かにBtoCマーケティングは顧客のinsightを定量定性調査を通じて深掘りするから、BtoBの決済者へのアプローチも同様にできるように思えるが、別世界。職業としての連続性もない気がしている。

営業の責任範囲を分業制にした

  • ターゲットリスト作成
  • 電話・メール
  • アポイント
  • 提案
  • 交渉
  • 受注
これではなく
  • ウェブサイト・セミナー・キャンペーン
  • リード獲得
  • メール
  • 電話
  • クオリファイ
  • 提案
  • 交渉
  • 受注
であり、ほぼリード獲得までがマーケティングの仕事になる。確かに、某社でマーケティングをやっている人だとほぼほぼセミナーを実施している。

そんなSaaSの世界は、営業職も細分化されており、新卒ペーペーや未経験者はAE=account executive から始まり、 EBR=enterprise business representative、通称、エンプラ営業が一つのマイルストーンになっている文化である(らしい)。

ADR=account development representative
BDR=business development representative
SFA=sales force automation 営業支援システム

勤務している会社もどんどんSaaSのサービスを導入しては人員削減を重ねているし、テクノロジーから置いていかれると悲惨な未来が待っている気がしてきた。人生、一生勉強ですねぇ。

2022年4月30日土曜日

GPI流 経営分析のリアル・ノウハウ 冨山和彦


読了した。Bookoffで110円で買ったのに、Bookoffで売ったら5円にしかならなかったww
なお、メルカリだと340円で販売されていた。中古販売業社の競争優位は買取にあることを改めて実感した。

内容は細やかな具体的な数字は出てこないが、規模の経済、範囲の経済、密度の経済など事業構造の肝がどうなっているかを事例を交えて教えてくれる内容だった。

ちょっと話は逸れるけれども、こういう経営危機の再建に関わる仕事をやりたいとは思わなくなってしまった。(尤もそんな話もほぼこないのが実態だけれども)

アベノミクスの流れでできたPEファンドが経営危機の会社を買い取ってValue Upする話がちょいちょい流れてくるわけだが、いざ再建側の人として入社する場合、ほとんどのケースで給料は低いし(そりゃ経営再建なのに自分が給料もらっている場合じゃないよねぇ)、かといって、株式付与なんて一介の社員にあるわけない(ファンド側の人は別かもしれないが)。そうなると、余程火中の栗を拾いたいと思わない限り、行く人は少ない気がしている。過去に公開データはないけれども、「経営再建実績をクレジットにレバレッジした人」は既にUp sideのある内容で関わったケースがほとんどな気がしている。

あとは、個人的な嗜好として「ダメな何かを変えるより、最先端の何かを学んで広げる」仕事の方が性格にあっていると思った。



2022年1月29日土曜日

【米国株式投資】W-8BENフォームとは

W-8BENフォームとは、「Certificate of Foreign Status of Beneficial Owner for United States Tax Withholding」の略称でして、アメリカの源泉徴収における受益者の海外在住証明書になります。

基本的にアメリカのサービスで上げた利益は、アメリカ国内で課税されることになります。しかしながら、日米間には租税条約が批准されているので、日本の納税者であることを証明すればアメリカ側での課税がされなくなります。実際にW-8BENフォームを提出しないと、30%の天引きにあいますので、W-8BENフォームは米国株式投資家にとって必須の書類です。この注意点は、国が変わるたびに提出する必要があります。それゆえ、例えば、日本からシンガポールに住民票を移した場合は、再度提出することが必要となります。


W-8BENフォームに関して日本語検索すると、以下の翻訳文書がありました。 

https://www.citi.com/tts/sa/taxinitiatives/docs/tax-forms/Instructions-for-Form-W-8BEN-2017_JPN.pdf


実際のフォームの書き方は以下になります。まずは、以下のリンクからダウンロードしてください。

W-8BEN (Certificate of Foreign Status of Beneficial Owner for United States Tax Witholding and Reporting (individuals)


前半は以下のように記入します。

  1.  Name of individual who is the beneficial owner:
    • ここには、実際に収入を受け取る人の氏名、つまり自身の名前を英語で記入しましょう。
    • (例) Takuya Yamada , Keio Morishita  etc.
  2. Country of Citizenship:
    • 国籍記入欄です。
    • (例) Japan, Singapore  etc.
  3. Permanent residence address (street, apt, or suite no., or rural route):
    • 住所を英語で記載する欄です。都道府県から市町村は次の4番に記載するので、こちらには番地や部屋番号等を記載します。
    • (例) 5-3-12 Nakagawacho, #1202 Hamamatsu Residential apartment
  4. City or town, state or province. Include postal code where appropriate:
    • 郵便番号、都道府県、市区町村を英語で記入します。
    • 順番は市区町村>都道府県>郵便番号の順番になり、郵便番号が最後にきます。
    • (例)Chuo-ku, Tokyo, 100-8601
  5. Country:
    • 住所の最後に国名を記載します。
    • (例) Japan
  6. Foreign tax identifying number (see instructions):
    • アメリカ国外の納税番号記載欄で、日本の場合はマイナンバーを記載します。記載することに抵抗感を抱く人もいるかと思いますが、マイナンバー制度実施後、必須項目なので書く必要があります。
    • (例) 198023379


後半は、以下のように記載します。

  1. Sign Here:
    • 氏名の署名欄で以前は手書きで入力する必要がありましたが、最近は、該当箇所をクリックすることでPDFの電子署名機能を利用することができます。
    • その機能がない場合は、手書きでのサインをスキャンして画像として提出することになります。
  2. Date (MM-DD-YY):
    • W-8BENの記入日を書きます。
    • 書き方は、誕生日と同じです。月、日、年の順番です。
  3. Print name of signer:
    • 1の署名者の氏名を記入します。


なお、シンガポールの証券口座は、郵送で原本を送る必要があります。これは証券口座を保有している金融機関によって、対応がことなります。それゆえ、正確な情報はぜひ金融機関にお問い合わせください。





2021年12月23日木曜日

スタバ株は1月に買え!―10万円で始めるイベント投資入門

 

2008年ぐらいから本格的に専業投資家になった方の著作。俗にいう、当時でのアルファブロガーだった感じ。楽天証券でもコラム掲載してますトウシル(楽天証券)

感想としては、全く投資スタイルに共感できなかったが、初心者にはウケるコンテンツっぽい。個人的にファンダメンタルを毛嫌いする投資スタイルって後出しジャンケンみたいで、平均移動線の上昇/下降トレンドだけで資産ポートフォリオをYoY+80%増できるのかよww、と思ってしまっています。はい。リスクかなり取らないと、どう考えても80万円から1億円にまで膨張しないだろという。書籍の中盤で初心者ウケしそうな株主優待券がいい銘柄を推奨しているけど、そんな投資手法ではどう考えても無理ゲーな気がしている。前半に書いてあった内容のうち、いくつかの株式が当たっただけなのでは!?と懐疑心持って読了しました。東証二部銘柄が東証一部銘柄に変わり、そのタイミングで機関投資家が買う組み立て銘柄に入った株が伸びることに着目するのはありなのかも。そもそも日本株の伸長率が低いから、対象市場にするべき論がありますが。


  • 3~30銘柄を対象株式として観察する
  • 個人投資家比率が高い指標:信用評価損益率=買建玉評価損益合計/買建信用建玉残高合計;-10%だと相場×


ググったら過去にさりげなく影響力の武器と行動ファイナンス理論をオススメしているBlogを発見しました。やっぱり書籍書ける人って勉強熱心なのは間違いないですね。知識やノウハウを提供しているわけなのでw


イベント投資"を行う上で、ぜひとも知っておいた方が良いものが「人間心理」
「行動ファイナンス」といわれる分野です。ある出来事が発生した場合、人間な
ぜそんな行動をしてしまうのか。

これを知っていれば、なぜ人間は繰り返し同じような行動を起こすのか(=同じ
出来事が起こると、いつも同じような株価チャートを描く)について、納得でき
るようになります。

おススメ図書としては「影響力の武器」と「ランダムウォーク&行動ファイナンス
理論の全て」です。

「影響力の武器」は、投資本ではなく、一般的な心理に関する本です。詐欺師
養成図書と言っていいくらい、恐ろしい本です。世の中の詐欺は人間心理をこう
やって突いて行われるのか、というのが良く分かります。衝動買いがなぜ起こる
のかも理解できます。

「ランダムウォーク&行動ファイナンス理論の全て」は投資に関する話題で、
中級者向けですが、あらゆる心理的状況がよくまとまっています。なぜ勉強すれ
ばするほど損をするのか... 分かりやすいです。

自分がなぜ、あのときに、あの値段で買ってしまったのかが理解できない...
という心当たりのある方は、ぜひ2冊をどうぞ。

2021年12月22日水曜日

バカでも稼げる 「米国株」高配当投資


最近流行り(!?)の有名Bloggerから出版なさったパターン。投資歴がそれなりにある方で、マクロ動向への理解はかなり高いのでは、と本家のアフィリまみれのBlogを見て思ったのですが、FANG株の予想は全然的外れでした。GAFA株が結局のところ2020~2021年も牽引した事実から、グロース株ではなくバリュー株になっている、あるいは、コロナ禍からの経済回復期を牽引するハイテクセクター代表のグロース株になっている、のどちらかの解釈が可能です。バフェットが保有している理由でWFCを押していましたが、確か近年バフェットのいるバークシャーハサウェイは不正問題で売却したはず。出版年月が2018年4月なので、仕方ないといえば仕方ないですが。今年のように、グロースが伸びている中バリューだけに集中して売買できる人は少数であり、そのメソッドだと結局のところ入金力勝負という身も蓋もない話になってしまう気が。。。資産運用にまつわるパラドックスです。


  • 分散投資銘柄は8~16銘柄が妥当。理由は管理できる数、かつ、リスク許容度の範囲に収まるから。
  • 低PERや高PERは、背景次第での解釈になる。一時的な高PERは割高ではない。代表例が2014~16年のエネルギー株。
  • 利回り=DPS/株価。配当利回りだけを重視する投資方法だと、株価の下落によって高利回り株を購買する事になる。実際は、業績見通しが悪くて下落している場合、いずれ減配に向かう。
  • 営業キャッシュフロー/売上高>15%を確認すること。キャッシュフローマージンが黒字であることは必須。
  • 景気循環別でセクターを分けてポートフォリオを組むこと。


ネット産業はこれからもまだ伸びしろがあります。それゆえ、AMZNなどの高PER株を大切に長期保有しようとする痛い投資家は少なくありません。しかし、ネット産業が成長することと、もっと言えばAMZNの業績が伸びることと、AMZNの株価が伸びることはイコールではありません。ネット産業が成長し、AMZNの業績も伸びているなかで、株価は全然上がらないということは普通のことなんです。

これを「成長の罠にハマる」と言ったりします。「成長の罠」とは、将来有望で時代の最先端を走る企業に投資することで投資家は過大な値段を支払わされ、結果的に長期的なリターンは低くなるというものです。ちなみに、こうした将来有望な企業に投資することで儲かるのは一般の投資家ではなく、創業者であり、開発資金を出したベンチャーキャピタルであり、株式公開を仕切った投資銀行などです。

投資経験が未熟な自称長期投資家ほど、将来有望な銘柄に投資し「あとは気絶するわ」とかぬるいことを言ったりするのですが、目が覚めた時には「あれ?」て思うくらい株価は同じ数字を示したりします笑

グロース株に長期投資して成功した投資家はほとんどいません。グロース株で成功している投資家とは利確、損切を徹底していて戦場で気絶するなんて愚かなことはしないんです。

「FANG」は例外なくグロース株です。グロース株をバリュー株のように長期保有することを長期投資とは言いません。利確も損切りもできない決断力のない愚かな凍死家です。長期投資とはバリュー株に投資することであり、バリュー株とは初心者が投資するような、誰もが知っているつまらない株のことです。

それゆえほとんどの投資家は、ある程度知識と経験を積むと、バリュー株から離れていきます。「俺も昔はプロクター&ギャンブルやジョンソンエンドジョンソンに投資してた。だけど結果が出ないから今はギリアドサイエンシズとかアマゾンに長期投資してる」とか言う痛いことを平気で言っちゃうんです。

彼らも最初は「ゆっくりお金持ちになろう」と考えていたのに、結局「早くお金持ちになりたい!」という誘惑に負けてしまったのです。もちろんグロース株の短・中期売買はバリュー株に長期投資するよりも早くお金持ちになれるのも事実です。しかし、ほとんどの投資家は途中で淘汰されるということもぼくたちは知っています。

ぼくらは彼らを笑い者にするのではなく「明日は我が身」と気を引き締めて、今日もつまらない株に投資していかなければなりません。

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2021年12月11日土曜日

不動産投資の嘘 木村昌慶


書籍の内容をまとめると

  • ホームズのオーナー向けサイト「ホームズ 不動産投資見える!賃貸経営」
  • 不動産投資を投資として捉える場合は、SnapshotとVideoの両方の観点から投資判断をする必要がある
    • FCRとK%
    • 金利が低い/高い→出口時の残債
  • ここでFCRを詳しく説明すると
    • GPI(gross potential income/満室賃料)-空室/未回収損=EGI(実行総収入)
    • =EGI(effective gross income/実行総収入)-Opex(運営費/管理会社への管理料、共有部分の電気代や水道代、各種保守点検費用、固定資産税、都市計画税)=NOI(営業純利益)
    • =NOI(営業純利益)-ADS(annual debt service/年間ローン返済額)=BTCF(before tax cash flow)
    • =BTCF-Tax(税金)=AFCT(after tax cash flow)
    • TAXの計算
      • NOI-金利-減価償却=課税所得*実効税率=税金
  • イールドギャップ=FCR(真実の利回り)とK%(ローン定数)の差を指す
    • 利回り-金利=イールドギャップ(間違い)
    • FCR-k%=イールドギャップ
    • K%=支払い金額(ローンの年数と金利)/借入額
  • 質権設定:火災保険などで保険契約をした物件が被害に遭った時の保険金を請求する権利(保険金請求権)を被保険者が他人(質権者)に質入れすることをいう。この場合、質権者は金融機関になる
  • テナントリテンションコストの方が、新規顧客を付けるよりも安く済む
  • メンテナンスの種類
    • 予防メンテ:業者の繁忙期を外せば、設置費や修理費が安く済む
    • 矯正メンテ:直さないと事故になるメンテナンス
    • 繰延メンテ:出口を1~2年後と考えた時に、そのメンテナンスをしたことによって高く売れるのか、直したところで、売値に関係ないところであればやらない選択肢もある
  • 管理会社:実際に両方を満たす会社を見つけるのは難しい
    • 管理料が安い
    • 客づけができる
  • 売却の際の融資づけの注意点
    • 次の購入者がローンを組めるかどうかが鍵
      • 耐用年数よりもローンを延ばしている
      • 耐用年数-築年数が十分あるか
    • 抵当権以内でないと、次の購入者のローン期間が取れにくくなり、購買者がいなくなる
    • 個人名義での売却だと譲渡税がかかる
      • 不動産譲渡所得税:個人が不動産を売却した時の利益にかかる税金で、所有期間によって税率が変わる。法人には、不動産譲渡所得税はない。
        • 短期譲渡:売却した年の1/1現在で「所有期間5年以下」の場合、所得税と住民税合わせて39%の短期譲渡税がかかる
        • 長期譲渡:売却した年の1/1現在で「所有期間5年超」の場合、所得税と住民税合わせて20%の長期譲渡税がかかる
  • 法人のメリット
    • 法人で最初から購買することは可能
    • 役員報酬で家族へ所得分散できることがメリットとして主張される
      • 役員報酬に対して給与所得者控除が適用され、法人への管理費は損金扱いとなる
    • 役員退職金や生命保険を使った節税対策が可能になる
    • 相続税発生時に土地評価の減額が可能(サブリースと物件所有時)
    • 赤字決算になっても、欠損金の繰越が可能(個人で3年、法人で9年)
    • 不動産投資における法人には、管理法人と所有法人の二種類がある
      • 不動産管理会社:個人もしくは他の法人が所有する賃貸不動産の管理運営を行う法人
      • 不動産所有会社:プライベートカンパニー。保有法人は資産そのものを法人で所有する個人の資産管理会社
  • 減価償却と簿価
    • 法廷耐用年数を全てけいかしたもの
      • 法廷耐用年数*0.2=残存耐用年数
    • 法廷耐用年数を一部経過したもの
      • 法廷耐用年数-経過年数+(経過年数*0.2)=残存耐用年数
    • 木造22年/RC47年/電気設備・給排水衛生設備など15年/エアコンなどの一般的な住宅設備6年

2021年10月23日土曜日

History in Crisis? Recent Directions in Historiography written byNorman Wilson

 

読んだ。160ページぐらいあった。マルクス主義歴史論とか哲学者カールポパーの反証主義が出たりと、学術的に「歴史」とは何なのかを解説した本。要は、歴史学以外の分野にいて様々な手法や見解が進歩したからそれを取り入れることこそが、歴史だよーっていう本です。間違った要約だったらぜひ指摘してください。



History cures us of provincialism by showing that change is the only constant.
History is to time what anthropology is to space in that differences occur over time.
The otherness of the past is a product of these changes over time.
The historical perspective of this otherness cures us of our provincialism by revealing the uncanniness of our own world.
This memory of the past is necessary because our collective memory defines us.
Therefore we need ambitious and passionate historical who are willing to create new questions and answers. The pursuit of new questions and new histories should prevent history as a field of study from becoming stagnant.

Postmodernism, postcolonialism and the rise in literary criticism of self-defined New historicists all contribute to a new type of history and a new role for history. Postmodernism reveals the fallacies of the literary from that historic as have embraced without questioning for thoousands of years. Moreover, the rejection of the very possibility of universal standards means that standards are historically contingent. Kuhn’s theory of paradigms in science is superseded by the notion that all knowledge is merely linguistic convention. History offers the opportunity for exploring the factors that created the expressions, the range of recipients’ receptions, and the general contingency of knowledge. Knowledge exists within a historical context, so history subsumed all other disciplines: the Archimedean point for evaluating the respective merits of any form of discourse becomes a historical problem. Recent developments in theory do not singnal an end to the pursuit of truths; they instead require analysis of the historical contingency of those truths.

2021年10月10日日曜日

買い物ゼロ秒時代の未来地図 望月智之


株式会社いつもの社長の著作。ECの出店周りの支援業務がメイン。この領域では、知り合いが起業しているしキャッシュを稼ぎやすい事業なんだろう。2021年10月10日で見ると、株価は2296円、上場ゴールみたいな会社になってるなぁ。


内容は小売業界と関わりのある私からすると既知の内容。知らなかった情報は、3万人フォローワーをファンビジネスしたいなら目指すべきらしい。ライブコマース盛り上がっているもんねぇ。ただ、この領域って昔でいう、口コミ>紙チラシ>Blogger>Twitter>Instagram>ライブコマースへの遷移にすぎないからなぁ。競争優位の文脈で語られる、差別化戦略がそのままマーケティング戦略になるパターン。

What>Why, Howがこれまでの時代だったが、Why, How>Whatの時代になると言及している。これには半分同意だけど、半分は多分そんなことにならない。会社としてDTC事業にも関わってきているからこそのポジショントークだと推察。


2021年10月9日土曜日

Why Software Is Eating The Worldを読んで改めて近未来を考えてみた

マーク・アンドリーセンは伝説のVCです。公式なプロフィールは以下になりますが、ビジネスマンなら知っているでしょう。(私は最近知りましたw)

Marc Andreessen is a cofounder and general partner at the venture capital firm Andreessen Horowitz. He is an innovator and creator, one of the few to pioneer a software category used by more than a billion people and one of the few to establish multiple billion-dollar companies.

Marc co-created the highly influential Mosaic internet browser and co-founded Netscape, which later sold to AOL for $4.2 billion. He also co-founded Loudcloud, which as Opsware, sold to Hewlett-Packard for $1.6 billion. He later served on the board of Hewlett-Packard from 2008 to 2018.

Why Software Is Eating The World 


今月のウォールストリートジャーナル紙に、ブラウザNetscape開発したことでも有名なソフトウェアエンジニアで投資家でもあるマークアンドリーセン氏(Marc Andreessen)の寄稿文掲載されました。
”Why Software Is Eating The World“(ソフトウェア世界飲み込む理由と題された手記には、古いビジネスモデルに基づいた産業ソフトウェアの登場によってビジネス転換余儀なくされ、その「ソフトウェア化」の波に乗れない企業は廃業に追い込まれている構図鮮明に描いています。これは以前このブログの「バリュー・チェーンで見えてくる各社の市場参入戦略」でも紹介した、企業の経済活動によって生み出される価値(バリュー)とその連鎖(バリューチェーン)理解することで、各企業の今後の戦略見えていくることと深く関わっています。ソフトウェア産業がこれまで無縁であったような産業まで飲み込んでいるという経済構造の変革期にあって、「あちら側」(古い経済構造)から「こちら側」(新しい経済構造)に企業レベルでも個人レベルでも軸足を移すことの重要性など、アンドリーセン氏の寄稿文はとても深い洞察に満ちています。 

5年後にどうなったかの考察になります。

Software is still eating the world


ようやくマーク・アンドリーセンが2011年にWSJに寄稿された伝説のエッセイを読みました。感想としては、「大学生の時に知りたかったw」です。2016年から社会に出たわけですが、ここまで日本社会までもがソフトウェアに飲み込まれているとは思いもよりませんでした。経営学の人的資本論では、個人のキャリアはピボット可能として語られますが、現実的にスキルセットに互換性があることはほぼなくて、多くは転職に苦しむ世界になるんでしょう。CourseraのIPOを含めたEd tech業界や新薬開発でのHealth careが盛り上がりを見せているタイミングまでもを、ドンピシャで当てるマーク。天才すぎますw


国内の産業へのValuationを見て見ましょう。米国同様な現象は起きつつあります。旧式のコンサルティング会社であるDIの株価が全然伸びないのに対して、ベイカレントやAccenture(米国)の株価は爆上がりです。国内事業をほぼ捨ててIndeedに集中しているリクルートの株価は上昇中です。VC業界も高学歴エリートが行きたい人気転職先になっています。事業承継領域のM&Aもクラウドなり仲介サイトに高いValuationがついています。日々の生活レベルで考えてみましょう。2018年だとまだ電子決済のPaypayもそこまで店側で浸透おらず、Uber eatsもメニューが貧弱でした。しかし、2021年にもなれば電子決済が当たり前で東南アジアで展開しているGrabやGojeckとほぼ同じような世界線になってきました。例えば、マーケティング領域ではMarketing Automationサービスが浸透しつつあり、Data integrationがレガシー領域で進歩しています。同様に、Digital Ad領域では広告代理店の仕事を奪うことを念頭に置いているGoogle marketing platform、Accentureが広告代理店領域にグローバルでは踏み込んでいたり、案の定広告代理店のProfit zoneは消えつつあります。同様なことが、事業会社のマーケティング部でも起きつつあります。つまり、本当に一部の価値貢献業務以外の領域で人が不要になっていくわけです。なお、典型的なPR業務はこの5年で消えました。厳密には椅子の数が減ってアウトソースされたのが正しい説明になりますが。


もはや目先の仕事では関係なくても、たぶんこの10年のうちに、労働市場の大改革が起きるのは確実なんでしょう(労働法が変わるかはわからないけれども)。仕事論を飲み会で語っていた大先輩の仕事が消えて、リストラ対象になるかもしれません。年下に細かいオペレーション作業を振っていたら、自分だけがDigital worldから取り残されてしまうかもしれません。


答え合わせは10年後。


こちらで原文が読めます。

https://a16z.com/2011/08/20/why-software-is-eating-the-world/


Hooked: How to Build Habit-Forming Products

This book was written almost 10 years ago. Yet it still prevailed his concepts well implemented into a lot of successful products. Based on ...