W-8BENフォームとは、「Certificate of Foreign Status of Beneficial Owner for United States Tax Withholding」の略称でして、アメリカの源泉徴収における受益者の海外在住証明書になります。
基本的にアメリカのサービスで上げた利益は、アメリカ国内で課税されることになります。しかしながら、日米間には租税条約が批准されているので、日本の納税者であることを証明すればアメリカ側での課税がされなくなります。実際にW-8BENフォームを提出しないと、30%の天引きにあいますので、W-8BENフォームは米国株式投資家にとって必須の書類です。この注意点は、国が変わるたびに提出する必要があります。それゆえ、例えば、日本からシンガポールに住民票を移した場合は、再度提出することが必要となります。
W-8BENフォームに関して日本語検索すると、以下の翻訳文書がありました。
https://www.citi.com/tts/sa/taxinitiatives/docs/tax-forms/Instructions-for-Form-W-8BEN-2017_JPN.pdf
実際のフォームの書き方は以下になります。まずは、以下のリンクからダウンロードしてください。
前半は以下のように記入します。
- Name of individual who is the beneficial owner:
- ここには、実際に収入を受け取る人の氏名、つまり自身の名前を英語で記入しましょう。
- (例) Takuya Yamada , Keio Morishita etc.
- Country of Citizenship:
- 国籍記入欄です。
- (例) Japan, Singapore etc.
- Permanent residence address (street, apt, or suite no., or rural route):
- 住所を英語で記載する欄です。都道府県から市町村は次の4番に記載するので、こちらには番地や部屋番号等を記載します。
- (例) 5-3-12 Nakagawacho, #1202 Hamamatsu Residential apartment
- City or town, state or province. Include postal code where appropriate:
- 郵便番号、都道府県、市区町村を英語で記入します。
- 順番は市区町村>都道府県>郵便番号の順番になり、郵便番号が最後にきます。
- (例)Chuo-ku, Tokyo, 100-8601
- Country:
- 住所の最後に国名を記載します。
- (例) Japan
- Foreign tax identifying number (see instructions):
- アメリカ国外の納税番号記載欄で、日本の場合はマイナンバーを記載します。記載することに抵抗感を抱く人もいるかと思いますが、マイナンバー制度実施後、必須項目なので書く必要があります。
- (例) 198023379
後半は、以下のように記載します。
- Sign Here:
- 氏名の署名欄で以前は手書きで入力する必要がありましたが、最近は、該当箇所をクリックすることでPDFの電子署名機能を利用することができます。
- その機能がない場合は、手書きでのサインをスキャンして画像として提出することになります。
- Date (MM-DD-YY):
- W-8BENの記入日を書きます。
- 書き方は、誕生日と同じです。月、日、年の順番です。
- Print name of signer:
- 1の署名者の氏名を記入します。
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