2017年7月17日月曜日

秘録華人財閥―日本を踏み台にした巨龍たち 西原哲也


読了。香港の財閥を綴った書籍。




秘録華人財閥―日本を踏み台にした巨龍たち


長江実業グループの成り立ちは興味深い。プラスチック工場から生花で一発当て、そっから不動産で伸ばすことでコングロマリット企業になる。企業規模が大きくなった段階でメディアも抑えるという堅実ぶり。誘拐されて身代金を支払ったりと、いろんな人生ドラマを乗り越えてきた話や息子ビクターとの逸話は涙腺にくるものがあった。

それにしても、華人のガッツは生命力を感じるなぁ。俺の最初の上司も中国の大陸から全額奨学金を得てシンガポールに渡った、中華系シンガポリアンだったけど、執念と気迫があった。仕事できなくて、夜中に電話かかってきたの覚えてるわ。

そう思うと、まだぬるま湯に浸かってますな。

がんばっていこ。

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