テクノロジー経営の教科書 Kindle版を読みました。なんかこういう文系読者向けの書籍はダメですね。抽象度を上げての論ばっかが展開されていて、社長が資源配分を考える際に世間のトレンドを踏まえる意味で、参考にする程度がいいのでしょう。
- ハブ・エコノミーの興隆
- ネットワーク理論にまつわる3つの法則
- ムーアの法則
- メカトーフの法則:ネットワーク効果のこと。(つながり)
- 正のフィードバック:ひいては、多方面とつながっるハブを生み出し、そのハブは重要性を増す
テクノロジー経営の教科書 Kindle版を読みました。なんかこういう文系読者向けの書籍はダメですね。抽象度を上げての論ばっかが展開されていて、社長が資源配分を考える際に世間のトレンドを踏まえる意味で、参考にする程度がいいのでしょう。
AIがexpotntialと表現されるほど驚異的なスピードでテック業界の話題をさらっています。実際に株価もAI関連銘柄は全て上昇しているというレベルで期待が込められています。
少し前にWhy Software Is Eating The Worldを読んだ感想を書きましたが、同様に一般人がAIに追いつくための記事とその解説をここに書き殴っていきます。テック業界の人たちの勉強量って他の産業にいる人よりも体感的ですけど、2-3倍ぐらいあるんですよね。それは新しいテクノロジー然り、基礎領域の知識然り、語学然り。波においてかれないように必死こいてインプット量を上げていければと思います。
Software 2.0: Andrej Karpathyが著者です。2017年の時点で新しいAIの波がなぜ重要なのかを説明しています。2023年の6年後にドンピシャで当ててます。LLM(Large language model)が急速に成長しているため、この論点は非常に先見の明があったといえます。
Software 1.0 is code we write. Software 2.0 is code written by the optimization based on an evaluation criterion (such as “classify this training data correctly”). It is likely that any setting where the program is not obvious but one can repeatedly evaluate the performance of it (e.g. — did you classify some images correctly? do you win games of Go?) will be subject to this transition, because the optimization can find much better code than what a human can write. Andrej Karpathy
State of GPT: Microfoftのオフィシャルサイトにも掲載されている動画になります。Open AI のResearcher and Founding MemberであるAndrej Karapathyが解説してくれています。Open AIと言えば、年収がヤバイことになってます(笑)levels.fyiによると、わずか社会人歴2~4年で92.5万ドルなので、150JPY=1$計算だとざっくり1億3875万円ですw
Who Owns the Generative AI Platform? : Andreessen HorowitzにいるMatt, Guido, Martinによって書かれたAI Platformの覇権争いの予想記事。文系出身の人はこっちの方が読みやすいし、気になるのでは。彼らの見解は、2023年1月19日時点では不明と書いてますけど。 ただ、機関投資家として考えると、「MOATをどうやって構築するか」が最大の論点であるわけです。一般的な経営戦略で語られる、Go-to-market、Product、Ecosystem、Supply-chainといった組み合わせでは語りきれない点が、テクノロジー会社の経営戦略を理解するのが難しい点だと思います。
There don’t appear, today, to be any systemic moats in generative AI. As a first-order approximation, applications lack strong product differentiation because they use similar models; models face unclear long-term differentiation because they are trained on similar datasets with similar architectures; cloud providers lack deep technical differentiation because they run the same GPUs; and even the hardware companies manufacture their chips at the same fabs.
There are, of course, the standard moats: scale moats (“I have or can raise more money than you!”), supply-chain moats (“I have the GPUs, you don’t!”), ecosystem moats (“Everyone uses my software already!”), algorithmic moats (“We’re more clever than you!”), distribution moats (“I already have a sales team and more customers than you!”) and data pipeline moats (“I’ve crawled more of the internet than you!”). But none of these moats tend to be durable over the long term. And it’s too early to tell if strong, direct network effects are taking hold in any layer of the stack.
Based on the available data, it’s just not clear if there will be a long-term, winner-take-all dynamic in generative AI.
Kindleで速攻で読めます。早稲田大学政治経済学部を卒業した文系出身エンジニアがざっくり業界の整理をしてくれています。本業はクラウドエンジニアみたいですね。Slerの開発とWebの自社開発がどう違うのか、キャリアとしてどう選択すればいいかを国内市場に関してよくまとめている感じです。
それこそ、エンジニアと言ってもいろんなエンジニアが実際はいます。大きいところで区分していくとバックエンドエンジニア/インフラ・クラウドエンジニア/フロントエンジニア/iOSエンジニア/Androidエンジニアの区分があり、バックエンドエンジニアだとデータベース、Webサーバ、アプリケーションサーバ、HTTPプロトコル、API、クッキー、セキュリティ、パッケージマネージャ、テスト、認証/許可などを網羅すべきなど、具体的な指針があって非業界の人から見るとわかりやすくていいですね。
同様に、IT業界といってもいくつかに分類されます。通信/ハードウェア/ソフトウェア/ゲーム/Sler/Webといった感じです。そこからさらに、Webといってもeコマース/メディア/...と分かれていく感じです。未経験エンジニアはWebかSlerが受け入れが広い話やプログラミングスクールの実態などもまとめてあります。
趣味で理解できる領域を少しずつ広げていきたいですね。
図解シリーズを読みました。今やAIはConference callでも何回連呼されたかカウントされていますし、大量のお金が流れる領域になりました。Tech giants are pouring money into A.I. as they cut costs elsewhere
サービス化を支えるプロダクト開発手法の変化
読了。IT業界はまだ20年ぐらいしか経っていないから、新卒IT企業で勤め上げた人が経営陣になる事例が少なくて、キャリアパスが業界>会社になっている世界だと改めて実感した。内容はどちらかというと日本企業向けの内容だが、元Appleの方も言っていたが、30代がIT企業ではかなり大事な印象を受けた。
ソフトウェア系のProduct Managerのスキルセットは、実際にソフトウェアのPMを応募して落ちている身としてはだいぶ解像度高く理解できた。顧客視点みたいな発言だけで乗り切れるほど面接が甘くなくて、結局、業務経験の有無が優先される職種な気がした。SQLやPythonは書けて当たり前で、その過程でProduct insightを見つけることが必須だとすると、やっぱり外の職種から移動はかなり壁がある。現職はハードウェアでのPMだけど、Appも持っている貴重なポジションであることを改めて確認できた。
これは現代のビジネス環境に合っている内容だった。今の会社は前職と比べると圧倒的にDXが超進んでいて、BI toolからのVisualizationが一瞬でおわる世界で動いている。しかしながら、他の会社はそんな先進的ではないから、Data editing skillだけでもまだまだ需要はある。
超実践 Google流資料作成術 ワークショップ読了。そもそもディスクが安くなり、分散処理技術の発達で大量の学習データの取り扱いが可能になったわけですが、ビッグデータ分析のためにシステムがどうなっているかを把握するための初心者本です。
「ドメイン知識からビジネスの問いを出す」世界とは別に、大量のデータから処理するアプローチを今後数年で獲得していきたいです。その背景にあるのは、これからの⼈材育成 を考えるにも記載があるニューエコノミー人材に移動していきたいからです。
銀行向けに書くべきポイントが書いてあったのはよかった。
事業計画書のつくり方2021年の12月に書籍を出してるっぽいです。幻冬舎が出版社ですねw東大卒→外資系SWE(Webサービス)なので、多分Googleっぽい。流石にこれだけを読んでもPythonは書けるようにならないですけど、どういうトレード手法を機械学習させたのかなどざっくりとした時系列の変遷情報は手に入れることができます。
2025年に1BTC=1億円が予想らしいですけど、果たしてどうなることやら。
Jupyter notebook: コードと実行画面が一つのタブの中に表示すること
Category kingになることで、支配力を強めない限り、21世紀のビジネス(New economy)はうまくいかない主張を5アワー・エナジー、バーズアイ、コーニング、VMware、Netflix、Salesforce、Google、Amazon(Retail, Kindle, AWS)、Facebook、Bloomberg、Uberなどのテック系企業の成功例を中心にPOVという概念を用いて説明している。マーケティングの領域に入るが、テックやデバイス系を担当している人にはこっちの方が従来のマーケティングよりも役立つ気がする。実際にテックのマーケティングはほぼこの通りでGTMやPRを通じたBelow-the-lineのマーケティングが肝になっている。
現実世界は動的なのに静的に解こうとしている危うさのようなものへの自戒を読んだ。
書籍などで得られる概念や方法論(技術含む)は、その書籍がスコープとしている中での限定合理性の話をしており、 書籍がスコープとした範囲における論理的正しさである場合がある。
・現実世界は動的であるが静的に解こうとしていることがある。
・動的に捉えるには、ある種の相場観(=現場感)のようなものが必要である。
・現実世界の相場観がないと「もしかしたら(確率1%)」が「絶対(確率100%)」になってしまう。
・現実世界の相場観がないと「ちょっとだけ(インパクト小)」が「重大(インパクト大)」になってしまう。
・無意識的に自分の理解力の範囲内(得意領域・関心領域)に問題を引き寄せることがある。
・本来解くべきスコープで問題に対峙していない場合、局所的には正しく見えるが本質的に最適ではない解決になる。
これは本質をついている指摘だと思った。 約三ヶ月でだいぶUnlearningしたと思うが、ソフトウェアの世界の知識がまだまだ薄すぎて、解像度が低い。消費財の世界の勉強って技術的な部分ですらほぼなくて、仮に「ある」と言っても所詮R&D部門の方がわかりやすい言葉で説明をしてくれる。要は、「誰にでもわかりやすい便益」が価値として置かれている世界である。一方で、テック系は確かに「誰にでもわかりやすい直感的UX」が大事な訳だが、技術的にできる/できないで便益が変わる世界にいる。無意識に自分の理解力の範囲内に問題を引き寄せないためにも、引き続き、勉強していこう。
米国SaaS企業37社のうち、ACV(average contract value)が50~360万円の間の企業は存在しなかった。つまり、エンプラ/インフラ系セールスかSMBセールスの二極化にならざるを得ないわけだ。
This book was written almost 10 years ago. Yet it still prevailed his concepts well implemented into a lot of successful products. Based on ...