Google Venturesで勤務していた著者二人による、時間効率管理術の書籍。読もうと思った背景がいくつかある。
- 会議中にChatする文化があるチームにいた時、正直言ってChatを引き起こす階層以下の意思決定の質が著しく低かった。
- 仕事に慣れてきたおかげでマルチタスクをこなせる一方で、集中力が落ちてきていると日々実感していた。
- 複数のニュースソースを日々チェックするようになってから、情報の海におぼれている感覚があった。
そういう問題意識から読んだ時間術のノウハウ本。すでに80%ぐらいはすでに実行できているが、20%ぐらいがまだ日々組み込める領域な感じがした。
- 「デフォルト」で時間配分の9割が決まるという思想からスタートしている。まさにテック企業的な発想。気合や根性論ではなく、システムでアプローチするスタイル。個人的にはこういう手法がすごくしっくりくる。
- ハイライトは、緊急性・満足感・喜びの三次元で判別していく。特に3つ目の喜びに結びつけられたほうがストレスを感じることがないため、効率がいいんだろうと推察する。
- 一度作業を中断すると、再度集中して作業ができるようになるには平均して23分15秒かかると言われている。(by グロリア・マーク教授/UC Irvine professor)
- ワーキングメモリを起動させるには時間がかかる。隙間時間でできることは、所詮たかがしれている些細なことでしかない。
- アプリを消せ。特にTwitter/Instagram/Snapchat/Facebook/Tiktok、どれもなくたって人生困らない。
- アナログタイマーを用いてタイムプレッシャーをかけるといい。
- 毎日運動すること。20分でいいから、本当に毎日。無理なら二足歩行をしろ。
- 加工食品と糖分とは距離をおくべく、野菜・ナッツ・果物中心の菜食主義でいこう。
- 森林浴をしなさい。自然と触れることの効果は計り知れない。
- 瞑想しろ。呼吸に意識を向けるだけでもいい。
- ヘッドホンと距離を置く。音楽を聴いてリラックスにはならない。脳に付加をかけないように。
アラサー間際だからこそ、貴重な時間配分を間違えないようにしていきたい。
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