大きな方向性は同意。ただ、読後の感想としては、内容は社会学者ナン・リンが唱えているソーシャル・キャピタルの話と似てます。それが、Digitalでさらに可能になってきているよーという論旨。極論を言えば、橘玲氏が社会制度の歪みを見つけて生きていく行き方に対して、佐藤氏はテクノロジーの可能性に掛けて生きていく行き方な気がしました。トークン化、分散化、評価経済、シェアリングエコノミー、ベーシックインカム、この辺の言葉がピンと来ない人は一読したほうがいい気がします。お金の価値はなくなるのは同意。でも、Old money/New moneyとあるように世代間シフトには時間がかかるから、価値主義に移動するにはもっと時間がかかると思いました。
- 彼が描く世界感とは、お金/感情/テクノロジーがベクトル軸として独立し、それぞれがx,y,z軸となる世界感です。その背景にある欲求は、金銭的欲求、本能的欲求、承認欲求になります。
- 彼が描く理想的な経済システムは、以下の要素を満たします。
- インセンティブ
- リアルタイム
- 不確実性
- ヒエラルキー
- コミュニケーション
- しかしながら、経済システムに関して安定性と持続性をもたらす要も考慮しておかなければなりません。a) 寿命による移動先 b) 「共同幻想」
- 価値=a) 有用性としての価値、b)内面的な価値、c)社会的な価値(social capital)
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