2018年8月26日日曜日

USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? 森岡 毅


USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?を読了しました。





「必要条件の絞り方でアイディアの質が変わる」点は、納得。ブレインストーミングとかしてもたいして意味ないですしねぇ。その前に「大量の情報をinputする」というのが凡人にとって正しいアドバイスだと思う。


2018年8月25日土曜日

日本人の精神と資本主義の倫理 波頭亮


ちょっと教養をあげるような本、日本人の精神と資本主義の倫理 を読破しました。
これからの日本を生き抜くためにも結構いいことが書いてあった。



まとめると、


  • 戦後の日本は経済的繁栄と勤勉さが強く結びついて成り立っていた。というのも、日本には宗教が戦後から消えたから。そのため、唯物論的経済至上主義が日本を支配している状況である。(アメリカはプラグマティズム経済に基づくシビアな世界のバランスを取るべく寄付を軸にしたピューリタリニズム/クリスチャニズムが根付いている社会)が、平成に入ってさらに「勤勉」であることの価値までもが下落している日本はマズいと警報を鳴らす。



  • 日本はピア・プレッシャーが強い社会であり、平均へひきずり落とされる/大衆の大衆性に迎合する/大衆のご機嫌取りを優先することが散見される。そして、この対抗軸が存在しないため、単一原理へひきずり込む恐怖がある、と筆者は述べている。良い例が、テレビのコメンテーター。タレントがあーだこーだ政治だ経済にコメントすることに我々国民は違和感を抱かない。なぜなら、小さい頃からそういう画像を見て洗脳されてきたからだ。構造的には、テレビ関係者が「視聴率が取れていればいい」、売れていれば正義という拝金主義な考えだからである。ここにも国民の大衆迎合のフィルターがかかっており、筆者は懸念を示している。



  • 社会の健全化において、リーダー層は、自己の欠点を見つめ乗り越える、自己の欠点を抱えていることを認識し闘争することが求められ、無条件の肯定を期待していはいけない。「自分とは関係ない、と突っぱねて我が道をいく強さ」が必要とのこと。


くっそ納得できますw
仕事でも、そういった見えない同調圧力に悩む女性の声をよく聞きます。はい。日本女性は優秀なので、そんな男尊女卑な業界とか同調圧力を求められる会社に行かずに、もっとリベラルなとこにいけばいいのにと思いますけどね。

2018年8月11日土曜日

国家破産はこわくない 日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル 橘玲


お盆休みということで、国家破産はこわくない 日本の国家破産に備える資産防衛マニュアルを読了しました。







日本が財政破綻することになったら、以下のことが起きるわけです。

  1. 金利の上昇(=国債の暴落)
  2. 円安
  3. インフレ

為替レートは長期的にはインフレ率と金利差を調整するように動く
金利の低い通貨は上昇する。⇄通貨が上昇すると(インフレ率を挟み)金利は下がる
金利の高い通貨は下落する。⇄通貨が下落すると(インフレ率を挟み)金利は上がる

このあたりがパッとわからない人は、大学の勉強サボり組ですね(笑)

国債ベアファンドとか国債先物取引ぐらいはわからないと、今後激動の時代を生き抜けていけないんだと強く実感しました。FXのスワップ金利とかまで網羅されていて、知識の整理にはよかったです。


2018年8月5日日曜日

日本「新」社会主義宣言 「構造改革」をやめれば再び高度経済成長がもたらされる 三橋貴明


読了。

GDPの三面等価の原則(生産、支出、所得[分配]が同じになる)といった経済学における基礎的な話から、橋本/小泉政権が構造改革を行ったがゆえに、長期的なデフレに悩まされた話、まさかの財務省が計測している潜在GDPの定義が変わって過去と比較できなくなった悲劇、日本を襲うグローバリゼーションなど、経済にまつわる話が盛りだくさんでした。

注目するべき日本の状態は、「円安政策による輸入物価が上昇し、実質賃金は低下」に尽きます。つまり、フリードマンが言う「恒常的な所得」に近い実質賃金が下がっている日本は、貧乏まっしぐらというわけです。

いやー、リアルに日本脱出計画立てようと思いました。もはや若者が豊かに生きるには、国を捨てるしかないんじゃないでしょうか。



日本「新」社会主義宣言 「構造改革」をやめれば再び高度経済成長がもたらされる

2018年8月4日土曜日

Hooked: How to Build Habit-Forming Products

This book was written almost 10 years ago. Yet it still prevailed his concepts well implemented into a lot of successful products. Based on ...