読了。
昔、「カツマー」と呼ばれる女性層を生み出したぐらい有名な勝間和代著作。
文体は読み易い。
本書を要約すると、以下になる。
日本社会は他責の人を生み出す教育システム、宗教観、社会構造になっているから、なかなか幸せになりにくい。しかし、世の中には幸福になるための要素は明らかになっている。その中で、幸福と相関関係のある「裁量権の自由(人生のコントロール権)*」と呼ばれる要素が日本は弱い。ゆえに、以下の法則に注意して、人生を過ごすべし。
- 有責の法則
- 双曲の法則
- 分散の法則
- 応報の法則
- 稼働の法則
- 内発の法則
- 利他の法則
「根拠に基づく自己肯定感を持っているか」が幸福か不幸を分ける境目らしく、子育てにおいては、それを育めるよう教育するのが一つの方向性になるかもしれません。日本人は「労働一神教の下で生きている」という表現は的を得ていると思いました。
*詳しくは、大阪大学経済学教授による論文「なぜあなたは不幸なのか」を参照。
http://www.iser.osaka-u.ac.jp/rcbe/gyoseki/fukou.pdf
http://www.iser.osaka-u.ac.jp/rcbe/gyoseki/fukou.pdf
ちなみに、本書の「幸福のペンタゴンモデル」に関して詳細説明があるのは、以下の書籍。社会学の山田教授と電通チームハピネスとの共同本。
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