2018年12月31日月曜日

【2018年】QOL向上委員会が選ぶBest 5

 

2018年に買ったBest5を紹介します。電子機器が多めです。

  1. ソニー ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XB32
  2. エコバックス ECOVACS DEEBOT 901 ロボット掃除
  3. DJI OSMO POCKET mini
  1. iPad 
  2. URBAN ARMOR GEAR iPhone XS
    • 本製品は米国URBAN ARMOR GEAR(UAG)社製のiPhone X用耐衝撃ケースです。UAGは南カリフォルニア沿岸で設立され、現地特有の雄大な自然にインスパイアされたプロダクト開発を行っています。優れた耐衝撃性・洗練されたデザイン・使いやすさを兼ね備えたUAGのプロダクトは、アドベンチャーシーカーの本質をとらえたアドベンチャーシーカーによる、アドベンチャーシーカーのためのプロダクトとして、世界各国で販売されています。



2018年12月30日日曜日

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか ピーター・ティール



2018年の年末にしてようやく、ピーター・ティールの名著を読み終えました(笑)




ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるかはもともとスタンフォード大学の起業家を志望する人のための公開講座でティールが話した内容を再編集した本です。Paypalの起業家であり、Facebook、Linkdin、Youtube、Yalpなど世界的に成功したと言える数多くのスタートアップの投資家でもあります。



これ若い時に読んでおけばよかったと思わせる内容です。が、20代なら今すぐ読みましょう。というか、ピーター・ティールかっこよすぎw
  1. 少しずつ段階的に前進すること⇄小さな違いを追いかけるより大胆に賭けた方がいい
  2. 無駄なく柔軟であること⇄出来の悪い計画でもないよりはいい
  3. ライバルのものを改良すること⇄競争の激しい市場では収益が消失する
  4. 販売ではなくプロダクトに集中すること⇄販売はプロダクトと同じくらい大切だ

そもそも今の世界は「technology」と「globalization」の垂直展開と水平展開で成り立っています。企業価値を「将来生み出すキャッシュフローの総和」と定義すると、成功する企業の特徴は以下の4点に集約すると解説していきます。
  1. プロプライエタリ・テクノロジー
  2. ネットワーク効果
  3. 規模の経済
  4. ブランド


こっからは勝手に心に残った引用部分をコメントとともにメモ。
ルネサンスから啓蒙時代、20世紀半ばにいたるまで、幸運とは自ら引き寄せ、支配し、操るものとされていたー自分ができることを行い、できないことに目を向けるべきではないと考えるのが当たり前だった。ラルフ・ウォルド・エアーマンはその精神(ēthos)を「浅はかな人間は運を信じ、流れを信じる。強い人間は因果関係を信じる」と言った。1912年、人類で史上初めて南極点に到達したロアーム。アムンゼンはこう書き残している「完璧な準備のあるところに勝利は訪れる。人はそれを幸福と呼ぶ。」
この部分はどういうことかというと、人間が「幸運」に関しての思想的見解の変遷を説明し、「すべての価値は相対的である」というポストモダン思考の必要性を説いていると理解しました。
....大学になる頃には多様な経験をあれこれ寄せ集め、まったく先の見えない未来に備えているというわけだ。「何が起きても大丈夫」といいながら具体的な備えはないのだ。
ここは、イデオロギーとしての競争を埋め込まれている米国民(スタンフォードの大学生)に対して、違う考えをしなければいけないことを説いています。"空気を読めない人間は周囲の人と同じことをしようと思わない"点、こそが、学校や社会では評価されないけれども、世界を変える立場にいる場合は評価されるわけです。実はこれを知っていると知らないだと、社会に出てからの「成功」確率が結構違うんじゃないかと肌感覚で感じています。逆を言えば、成功する人間は「空気を読めないこと」を知っていて「敢えて空気を読んであげている」ことができるのかもしれません。

でも人生はポートフォリオじゃない。......スタートアップの創業者であろうと、誰であろうと。.......もっと言えば、等しく可能性のあるキャリアをいくつも同時に進めて、人生を分散させることもできない。..............重要なのは「何をするか」だ。自分の得意なことにあくまでも集中すべきだし、その前に、それが将来価値を持つかどうかを真剣に考えた方がいい。
いやーこれかっこいいですね。金融商品と異なり、我々の人生はそんなリスク分散していたら人生が終わってしまうわけです。要は、 Where to playの話です。
ひとつのもの、ひとつのことが他のすべてに勝る。.......べき乗則を否定して正しい判断を下すことはできないし、いちばん大切なことはたいてい目の前にない。それが隠れていることもある。べき乗則の世界では、自分の行動がその曲線のどこにあるのかを真剣に考えないわけにはいかなくなる。 

これはタイミングの話ですね。個人的な見解だと、「人生努力でどうにかなる」という努力信仰はとっとと棄てたほうが幸せになれます。

例えば、栄養学はみんなにとって大事だ。しかし、ハーバード大学に栄養学の専攻はない。.....低脂肪と大量の穀物中心の食事が推奨されてきたのは、科学の裏付けからではなく、大手食品団体のロビー活動の結果と考えるのが妥当ではないか。...
そうなんです。このヘルスケア・ビューティー・フードにはまだまだ消費者中心の製品になっていない歪みがあります。社会人1年目の時に、精神的にも肉体的にもだいぶ追い詰められて、自分なりに健康に関しての書籍を15冊ぐらい読み込んだ結果、世間に出回るヘルスケア関係のほとんどの情報はクソです。(そして本当に価値ある情報は事実上マスマーケットにまで出回らないという悲しき事実があるのです)それゆえ、この分野で自分が思う最高のサービスを作りたいなぁと思ってます(スケールとかはしなくてよくて、持続可能性のみを追求したCSRちっくな経営が理想です)。

2018年12月27日木曜日

外資系キャリアの出世術 シンシア・シャピロ


絶版になっているけれども、超名著です。
これは某読書リストに入っていました。が、内容が濃すぎるので要約できませんw




とりあえず、昇進したらもう一回読みます(笑)

2018年12月8日土曜日

ブランディング22の法則 アル・ライズ


はい、ブランディング22の法則です。
アル・ライズさんの名著です。必読書ですね。
(マーケティング22の法則を読んでない人は読みましょう)



最近思うのが、こういう基本的な知識がない中でブランディングの意見をあーだこーだ述べてももはや無価値ですね。。。この領域は本当難しい(尤も業務担当者になれる機会がそもそも少ないわけで)し、奥深いです。

ということで、個人的なメモは以下になります。

ブランディング(ブランド構築)のプロセスこそが、広範囲に及ぶマーケティング機能を結合させる接着剤、すなわち、マーケティング・プロセスにおいて最も重要な目的である。

つまり、マーケティングとブランディングの違いは以下になります。
マーケティング=見込み客のマインド(頭の中)にブランドを築き上げること
ブランディング=商品を販売するための効率的な方法

1. The law of contraction (2)
いい結果はビジネスを拡張するよりも収縮させる時に生まれる。小売業のほとんどのカテゴリーキラーは一様に次の五段階のパターンに従っている。
(a) 焦点を絞り込む。強力なブランディング・プログラムは常にカテゴリーを拡張させることではなく、収縮させることから始まる。
(b) 商品を豊富にストックする。
(c) 安く仕入れる。
(d) 安く売る。
(e) 当該カテゴリーを支配する。ブランディング・プログラムの究極の目的は、カテゴリーを支配することである。

2. The law of publicity (3)
今日、ブランドは生まれ出るものであって、作られるものではない。新しいブランドにはメディアでの好意的なパブリシティを生み出す力がなくてはならない(=新しいカテゴリーにおいて一番手brand)。ブランドを構築するのは、広告ではない。広告はブランドを維持するために必要なだけであって、パブリシティによって構築される。

3. The law of the word (5)
ブランドを築きたいと思うなら、見込み客の頭の中に1つの言葉を所有することに努力を集中するべき。焦点を絞ってカテゴリーをOwnすることが全てである。

4. The law of Sub-brands (14)
ブランド=顧客の頭の中に刻まれたアイディア、特徴、典型的顧客像
サブ・ブランディングは当該ブランドをその反対の方向に導く考え方であり、市場を追いかけている、ブランド構築をしていない

5. The law of siblings (15)
新しい兄弟ブランドは新しいカテゴリーを創る場合のみ市場に出すべき。(製品ラインの穴埋め、既存ライバルと張り合うためだけに出すのは間違い)

6. The law of consistency
市場は変化するかもしれないが、ブランドは変えるべきではない。あなたは、ブランドの境界を限定するべきである。

7. The law of change (20)
A) ブランドが弱体であるか、消費者の頭の中に存在しない場合
B) ブランドの価格帯を下げて利益を確保したい場合
C) ブランドの旨みが乏しい市場にあって、いずれは変化が起こりそうな場合


2018年12月2日日曜日

意思決定のための分析の技術 後正武


意思決定のための分析の技術を読みました。分析に関してまとめた本です。たまに、こうやって分析の本を読むと、日ごろの仕事で使用する思考パターンが如何に偏っているかを実感します。MCKの人が書いた書籍なのでMECEに分析を分析しています(笑)

事業会社にいる以上、絵に描いたモチにならにようにするために、個人的に意識していきたい点は「マネジメント・インプリケーションを考えて分ける」点と「総資源の配分」という観点です。

現職だと、あんまり「分ける」ことに意識をしないのですが、売上高ひとつにとってもどう分解するのが一番適切かを訓練しないとダメですわ。日々の業務でそういう頭の使い方をあんまりしていない。

「渋谷駅のアイスクリーム屋の売上高を伸ばすには?」
「ヤマダ電機の売上高を1.2倍にするには?」

やっぱりサラリーマンこそ、こういう思考の基本をおろそかにしてはいけないですね。



いつものようにまとめです。

1) 大きさを考える
- Order of magnitude(大きさの程度)を考える
- 総資源の配分を考える

2) 分けて考える
- MECEに分ける
- 四則演算のうち、足し算、引き算、掛け算をしっかり意識する・切り口の軸を明確に意識する
- マネジメント・インプリケーションを考えて分ける
- 全体を把握して、検討対象を正しく位置づける
- 多元の要素を考える

軸が二つ以上の多元になるとき
a) 一分野を絞り込み、その中で二元の要素を考える
b)二元分析の上に三元目の指標を載せる
c)割り算をする
d)多数の要素をより大きな二軸に集約して考える
e)多元回帰などの数学的処理法を用いる

3) 比較して考える
a)できるだけ同じものを比較すること
b) 異なるものを比較するときは、意味がありかつ比較できる指標を探すこと
c)似たもの同士を比較する場合も、同じ要素と異なる要素を正しく見分け、異なる部分の影響を勘案しつつ合理的な比較を心かける
- 比較のための枠組みを工夫する

4) 時系列で考える大きな流れ・変化を読む
- 変曲点に着目し、兆候を読み取る
5) バラツキを考える
6) プロセスを考える
7) ツリーで考える
8) 不確実・ファンタジーな課題に積極的に取り組む
9) 人間の課題に積極的に取り組む 

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