2018年1月20日土曜日

専業主婦は2億円損をする 橘玲


橘さんの新作です。


これは、「幸福の資本論」の女性バージョンですね。
タイトルがかなり衝撃的ですが。。。





専業主婦は2億円損をする


個人的に面白かったのは、「"プライスレス"なものを"プライサブル"にすると幸福度が下がる」主張です。「価値がつけられないほど貴重な存在」がそうでなくなる理由は、価値を意識せざるを得ない状況に陥るからなんでしょう。

労働市場が残酷な理由も、「本来ならかけがいのない、代替不可能な存在であるあなた」が労働市場の需給によって金銭価値に置き換えられるから、残酷なわけです。

ゆとり世代として、ここに幸福の秘訣があるんではないかと個人的には思うのです。

「自由競争を前提にすると、流動性や代替可能性が激しくなる市場において、どれだけ自分固有の価値を再定義できるか」と同時に、「資源を考えた際に、外部へアウトソースする」ことが21世紀の生き方なのかもしれません。





ちなみに、本書のカテゴライズとは異なりますが、プロフェッショナル妻という属性も存在することを最近知りました(笑)


2018年1月14日日曜日

図解 脳に悪い7つの習慣 林成之



読了!結構知らなかったことがありましたw





図解 脳に悪い7つの習慣


最近、英語がちっとも上達しない理由も脳の働き上、理解できました。。。
今年は脳の働きに沿った生活を送るようにします!(笑)

2018年1月5日金曜日

なぜ「戦略」で差がつくのか。 音部大輔



経営学で言う戦略論をまとめた本。一応、学部時代は経営学専攻だったので、少し馴染みのある話でした。




なぜ「戦略」で差がつくのか。


この著書の定義によると、
戦略とは、「目的」達成のための「資源」利用の指針である。
そして、戦略で差がつくポイントは以下の3点。

  1. 目的の解釈の仕方
  2. 資源の解釈の仕方
  3. 相対的に資源の数的有利をもたらす分母の区切り方


個人的に重要な点は以下かなぁと。

  • 戦略立案=知的な思考プロセス:再定義された目的とそれぞれの局面に対して補完と相乗を考慮しつつ、リスト化された資源をあてていく
  • 実行計画と資源の連鎖:得た知見は次回の戦略立案時において資源になる
  • 経験の概念化:BusinessやMarketingといった概念作業の中では、経験の概念化が複雑な現象であるビジネスを簡潔に見通す視点を提供する
  • 仕組みの理解による再現性の向上:固有の状況に根ざした特定の知見は、汎用性をもって一般化され、再利用可能になる


ちなみに、最後のほうに、戦略計画学派(アルフレッド・チャンドラー)、創発戦略学派(ヘンリー・ミンツ・バーグ)、ポジショニング・レビュー(マイケル・ポーターなど)、リソース・ベースト・レビュー(ゲイリー・ハメル/C.K.プラハード)、ゲーム理論学派との関連性も述べてありました。

いやー「戦略を立案する」って結果としてはシンンプルだけど、プロセスとしては奥が深いなぁとつくづく思います。

Hooked: How to Build Habit-Forming Products

This book was written almost 10 years ago. Yet it still prevailed his concepts well implemented into a lot of successful products. Based on ...