2017年10月29日日曜日

レジリエンスの鍛え方 久世浩司


読了!

「レジリエンス」という新しい概念ですが、要は精神的に「竹のようにしなやかに強くなれ」ということです。どんなに肉体的に健康でも、精神的に追い詰められると、人間は案外簡単に潰れてしまう儚い生物なんですよね。

メンタルの強さが実はサラリーマンとして生き抜く鍵なんじゃないかと。この資質はあんまり注目されないですけどねw





世界のエリートがIQ・学歴よりも重視! 「レジリエンス」の鍛え方

2017年10月28日土曜日

本当のブランド理念について語ろう ジム・ステンゲル



現在、UCLAのビジネススクール教授を務めているジム・ステンゲル。
元P&GのCMOを務めた経験から、ブランド経営を行う企業のうち、より高次な成長を遂げたブランドの共通点を抽出した本。





本当のブランド理念について語ろう 「志の高さ」を成長に変えた世界のトップ企業50


なんと調べると、ちゃっかりTED talkにも出演している(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=pNzIiMrkktU


「企業理念とかって宗教チック」と懐疑していた時代もあったが、最近は企業理念が企業の全社戦略に与える影響力を少しは理解できるようになってきた。

やはり企業が(将来の運命を懸けた)選択をしなければならない際に、理念に立ち返って意思決定を行うことはよくあることで、意思決定の軸としては巨大な影響力を持つ。それもそのはずで、企業の存在意義を示すのが理念だから。これはブランドも同様。

ちなみに、この著者、5つの基本的価値に関してはすごく良いことを言っている。彼に言わせると、この価値が人間にとって大切な5つの基本的価値になる、と。

1. 喜びを感じさせる
2. 結びつくことを助ける
3. 探究心を刺激する
4. 誇りを掻き立てる
5. 社会に影響を及ぼす


ブランド理念の木はちょっと複雑なゆえ、一言だけ述べるとすると、ブランド理念の木の一部である「差別化のポイント:情緒的・合理的恩恵の提供」に関しては、マーケティングの施策精度で差が出るところだと思う。

そして、この情緒的な恩恵の提供の度合いを生み出すために、仮にマスの価格帯の製品であっても、消費者の情緒を揺さぶるクリエイティブと消費者に対して適切なメディアチョイスの組み合わせが必須かと。そうでないと、価格競争に巻き込まれて消耗戦になってしまうわけで。。。価格もマーケティングの一要素なわけですが、この価格の正当性を付与することがマーケティングが果たすべき役割の一つ。


やはり何事も奥が深いですな〜
頑張ります。

2017年10月1日日曜日

さあ、才能に目覚めよう トム・ラス


はい。もはや有名すぎる書籍、ストレングス・ファインダーです。





さあ、才能に目覚めよう


「企業に勤める20%しか自分の強みを生かせていると感じていない」

幸か不幸か、この事態を変えるためには(少なくとも20%の中に自分が
入りたいならば)、自分の強みを知る必要があります。その発見ツールとして参考になるのが本書。

強み(=常に完璧に近い成果を生み出す能力と定義して)を34項目に分類しています。自分の強みを把握するために、以下の3ステップを踏みます。

  1. 「才能」と「経験によって身についた能力」を区別する
  2. 才能を特定する
  3. 才能を言葉で表す


この背景にあるのは、成人になってから何かを自然に習得するには、

  • シナプス結合を鍛える(=適切な技術と知識によって才能に磨きをかける)
  • 活かせない脳内回路を捨てる(=才能に重きを置き、関係ない結合は衰えることに任せる)
  • さらに、シナプス結合を増やす

のプロセスしかないという事実。そして、シナプス結合を増やすというのは、血管やアルファインテグリン、プロテインなどの基礎構造が必須で、体内の多大なエネルギーを消耗する活動なのです。

はい、だから大人になってから英語はなかなか上達しにくいんですね。。。

近い将来、自分の強みが完全に活きる職につけるよう頑張ります。


Hooked: How to Build Habit-Forming Products

This book was written almost 10 years ago. Yet it still prevailed his concepts well implemented into a lot of successful products. Based on ...